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第164話:ブラフマーが少年と牛を盗む(8):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.02.22 23:06

子どもたちの母親は、

息子たちの竹笛と足首飾りの音色を聴いて、

たちまち家事を忘れて、

膝の上に息子を乗せ、両腕で抱きしめ、

クリシュナへの特別な強い愛により

勝手に溢れる母乳を与えはじめました。

実際に、クリシュナはすべてであり、

パラブラフマンであるのですが、

その時は強い愛と愛着でいっぱいになり、

クリシュナにお乳をあげることに

特別な喜びを感じていました。


こうしてクリシュナは、

それぞれの母親たちから母乳を飲んだのです。

まるでそれは甘露の飲み物のようでした。


...マハーラージャ・パリークシットよ。

それからも主のリーラーの計画通りに過ごそうと、

クリシュナは夕方には戻って、

それぞれの牛飼いの少年の家にいき、

前の息子たちと全く同じように従い、

超越的な喜びの中で

母親たちと共に生活しました。


母親たちは少年たちをオイルでマッサージしたり、

沐浴させたり、白檀の乳液で体を良い香りにしたり、

装飾品で飾ったり、保護を与えるマントラを唱えたり、

ティラクで体をかざったり、食べ物をあげたりしました。


そのように、母親たちは

クリシュナに個人的に仕えたのです。


それから、

すべての雌牛が異なる牛小屋にはいり、

大声でモーと鳴き、

愛する子牛を呼びました。


子牛たちがやってくると、

母親たちは子牛の体を何度も何度も舐め、

乳房から溢れる乳を大量に飲ませました。



…つづく

(10巻13章22-24節)