マニラのベニヤ板 Plywood
だから現場仕事は嫌だ。新たな事務所の内装工事やら電気器具の搬入や取り付け、家具の搬入で7日間で完成予定だったが、駄目だ。今日は本宅に戻って休養、朝夜2回のマッサージで気を静めないと体が持たない、フィリピンでの現場。
アヤラ管理のビル、まあうるさいこと極まる。工事人にパスポートと同じ写真2枚、政府発行IDかバランガイクリアランスを持ってこいとの事。しかし98%の人が銀行口座もない。その理由は2つのIDが無い、最低入金額の1万円が無いと言う国でIDは持っていない。バランガイクリアランス 住んでる場所の役所証明が役所でまちまちで直ぐ出すところ、待っても出ない所と基準がない。結局初日完全に持ってきたのは3人中1名だけで、仕事は翌日からとなった。今回内装は部屋の間仕切りを作る簡単な作業。ベニヤは2.4m高さ1.2m 幅と標準なので、最低限切らないで済むように設計したが、ええ切るなよと驚いたが、聞いて測って驚愕。高さ2.48m 幅1.25m 以前は規格通りだったベニヤ板。何で?? 中国から買ってるとこうなり、私の仕事のスケジュールを邪魔をする。
エアコン取り付け業者が来た。買ったとこでは取り付け料金6500ペソを払えば良いとの事だが、何だかんだ無いと言い、結局、何と18.800ペソを請求。パナソニックその他が契約している業者は特権として何もしないで6500ペソ ピンはねして下請けにどうにか自分で稼げと言っている構図が丸見えだが、ここで怒って帰すと、1ヶ月も遅れる、遅らす事でもっと金が入ると思うフィリピン人。ああ良いですよ。と言う。こうしたことは社員じゃ出来ない判断。(笑) そしたらツカツカと寄って来て、2000ペソ負けるから6000ペソ分は領収書なしにしてくれと言ったので、ああ良いよ。しかし直ぐにやれと指示した。パナソニック等の下請けは、堂々とピンはねで何も仕事しない。その下請けは、部品で稼ぐ、その手下は、他の所に使う部品を誤魔化して、ポッポする。これが現実のフィリピン、ビジネススタイル。うちの顧客のアメリカ企業もアタマきて撤退するようだが、よく分かる 。まあ何度アメリカの航空会社がフィリピンから撤退したか。政事屋、役人、全てがそうなのだから始末が悪い。
洗濯機の取り付け業者は言われていた1500ペソで約束されていたが++でソケットと蛇口取り替えで800ペソ余計に請求。まあフィリピンやな。
テーブルの配達組立人も同じ、うちの社員も頭硬いので指示するのに勘違いが多い。
最近のフィリピンは、うちの大統領からして可笑しい。 クエートのフィリピン人の虐待と言うが、所詮フィリピンのPOEAフィリピン人外国出稼ぎ労働省が認可した斡旋業者が責任をもって送り出し、帰国させるはずの労働者が1万人も不法滞在していた事実、その業者も処罰せず、放置したのは実はフィリピン政府だろう。それを今更大統領が救う? もう送り出しはしない?。本末転倒なフィリピン社会。お客様は神様は日本。いやいやフィリピンではお客様はカモである。