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いわぶち動物病院

やはり厄介な子宮蓄膿症

2022.09.16 03:56

本日、また子宮蓄膿症のワンちゃんが来院いたしました。


当院周辺では、若い頃に避妊手術を実施しない方が多いのか、合併症を伴った子宮蓄膿症になって来院する方が多数いらっしゃいます。


特に合併症がない子宮蓄膿症ならば手術も簡単なのですが、腎不全手前や、お腹に腫瘍がある状態で来院する方もよくいらっしゃいます。


避妊手術行わない場合、子宮蓄膿症に罹患する確率は約3割と言われており、若い頃に避妊手術をしておけば、安全に過ごせたものを、危険性を上げて子宮蓄膿症の手術を実施するのは本当にもったいないことだと思います。


さらに猫ちゃんでは、避妊手術しないことによる、ほぼ100%悪性の乳腺腫瘍を引き起こさないことに対しても、より重要になってくるかと思います。


そろそろ、猫ちゃんの発情シーズンですので、夜にニャーニャーうるさいから、という状況になってから手術をするのではなく、まだ発情が来ていないけど、5、6ヶ月齡になったのだから、手術をしよう、と考えて実施するのが重要かと思います。