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グランドカバーにおすすめの植物5選!育てやすく踏みつけに強いハーブから厳選

2022.09.16 08:18

グランドカバーとは、地表を覆うために育てる植物のこと。代表的な品種は「芝生」ですが、その他にも様々な植物をグランドカバーとして育てられます。グランドカバーの植物選びに迷ったら、育てやすく香りもよい「ハーブ」がおすすめ。花や葉色を楽しめる種類が多く、実用性にも景観にも優れています。グランドカバーに最適な植物をハーブを中心に紹介します。グランドカバーならではの特徴やメリット、注意点もぜひチェックしてください。



ハーブがグランドカバーにおすすめな理由とは?グランドカバーに必要な特徴もチェック

ハーブがグランドカバーにおすすめな理由は、その性質の強さにあります。野草であるハーブは丈夫で比較的どんな環境でも育ち、肥料や水やりが少なくて済むため、グランドカバーに最適なのです。 グランドカバーに必要な以下3つの特徴を持つおすすめハーブを紹介します。

1.匍匐性(這性):地面を這うように伸びる

2.多年生(多年草):一度植えれば2年目以降も生長する

3.耐踏圧性:踏みつけに強い ※踏み入る場所に植える場合

これら3つの性質を備えたグランドカバーにぴったりのハーブ5種類を紹介します。 



グランドカバーのメリットと注意点を知っておこう

グランドカバーを植える前に知っておきたいメリットと注意点です。「芝生」のイメージが強いグランドカバーですが、用途は他にもあります。


グランドカバーのメリット 

・雑草対策になる 

・花壇の縁取りにできる 

・砂埃や泥跳ねを防ぐ 

・地表を冷やす効果がある 

・(ハーブの場合)香りでリラックスできる 


雑草・泥跳ね防止や地表を冷やす働きがあるため、放置気味の庭に植えるのもおすすめ。常緑ハーブのグランドカバーなら、1年中緑と香りで得られるリラックス効果も大きなポイントです。 


グランドカバーの注意点

・ある程度の世話が必要

・広がりすぎる可能性がある

ハーブのグランドカバーはほとんど世話が不要ですが「あまりにも乾燥したら水をやる」「枯れている部分は取り除いて土を足す」など基本的な世話は必要です。また、性質が強いからこそのデメリットとして「広がりすぎる」可能性も。増えてほしくないエリアは、土中に板などを埋め込んで対策してください。 



グランドカバーにおすすめの植物を5種類紹介!選び方も解説 

庭のグランドカバー選びは、日照条件と植える目的(場所)である程度決まります。 


小さな花と葉が可愛く芝生に近いクリーピングタイム 

日照条件:日向

目的:芝生代わり・花を楽しむ・香りを楽しむ

常緑多年草で、乾燥した日向の香る芝生としておすすめの植物。性質が強く放任気味でもどんどん増えます。 4月から6月頃にかけて咲かせる花も魅力のひとつ。冬も枯れにくいため、1年中緑ある景色が楽しめます。 育てる際は水はけのよい土に植えつけ、乾燥気味に管理します。 


虫よけ効果も期待したいならペニーロイヤルミント 

日照条件:半日陰~日向

目的:芝生代わり・雑草対策・虫よけ・香りを楽しむ 

常緑で匍匐性があり踏みつけにも強いため、芝生代わりに使用できます。半日陰でも生育するので、幅広い環境でグランドカバーとして活躍するハーブです。また強い香りには虫よけ効果があるとされ、アリ・ノミ避けに使用されることもあります。


踏むたびに甘い香りが楽しめるローマンカモミール

日照条件:半日陰~日向

目的:芝生代わり ・花を楽しむ ・香りを楽しむ

ジャーマンカモミールとは異なり多年草のカモミールで、地面に這うように生育するためグランドカバー向きです。触れると甘いりんごの香りが漂い、春から初夏にかけて咲く可憐な白花も魅力的です。踏むと甘い香りが立ち込める点もおすすめのポイント。高温多湿に弱いため、水はけのよい土に植え付けると同時に適宜刈り込んで株の風通しを確保します。


大きな葉がわさわさと茂るワイルドストロベリー 

日照条件:日陰~日向

目的:日陰のグランドカバー ・花や実を楽しむ 

日陰で育てやすい常緑グランドカバーとして最適。白い花や赤い実も可愛らしく魅力的です。 病害虫には強いですが、雨が多い時期にはナメクジの被害にあうことがあります。見つけ次第捕殺しましょう。 


シルバーリーフで見た目もめずらしいラムズイヤー

日照条件:日陰~半日陰

目的:日陰のグランドカバー・花壇などの縁取り・花を楽しむ

ふわふわとした肉厚なシルバーリーフのグランドカバー植物です。踏みつけにはあまり強くないため、花壇やタイルの縁取りにおすすめ。 高温多湿に弱いため、適宜剪定して風通しのよい状態を保ちましょう。