坐骨神経痛が起こる原因は?
みなさん、こんにちは!
みらい接骨院・整体院の森本です!
今回は、当院でもよく聞くお悩みである、坐骨神経痛についてお伝えしていきます。
私自身、高校一年生の頃に腰部椎間板ヘルニアと診断され、坐骨神経痛の症状に悩んでいた時期もありましたので、皆さんの参考になればと思います。
≪坐骨神経とは?≫
坐骨は、腰部・仙骨部の高さで分岐する神経になります。
第4腰痛~第3仙椎から出た神経がまとまって、梨状筋(お尻の筋肉)の下を通り骨盤を出た後、大腿骨の後面を通って膝の裏に向かいます。
膝の裏からは、脛骨神経と総腓骨神経に分岐し、脛骨神経は下腿の後ろ側を通り足の裏に向かい、総腓骨神経は下腿の外側と前側に分かれて足の甲に向かいます。
坐骨神経痛は、この坐骨神経の走行に沿って痺れや痛みが起こるため、ほとんどの場合は臀部の下部から太ももの後ろ側・外側に起こり、圧迫や損傷の程度によって下腿の前側・後ろ側・外側、足の裏や甲に起こります。
≪坐骨神経痛が起こる原因≫
脊柱管内での圧迫
●腰部脊柱管狭窄症
●腰部椎間板ヘルニア
●腰椎すべり症
●側弯症
臀部・脚部での圧迫
●梨状筋症候群
●臀部への過荷重
●大腿後面への過荷重
●膝窩での圧迫
●腓骨頭(腓骨神経痛):腓骨外側部での圧迫
≪圧迫される部位と症状の出る場所≫
圧迫される部位によって、症状の出方も大きく変わります。
脊柱管内で圧迫される場合は、圧迫される高さによって影響の出る神経線維に違いがあり、太ももの後面に出る症状に変わりはありませんが、膝より下では症状が分かれます。
第4~5腰椎間での圧迫ではふくらはぎの外側から足の甲にかけて症状が出て、第5腰椎~第1仙椎間での圧迫ではふくらはぎの後面から足の裏にかけて症状が出ます。
梨状筋症候群や臀部での圧迫では全ての症状が出る可能性があり、太ももや膝周辺での圧迫ではふくらはぎや足での症状しか出なくなります。
このように坐骨神経と一括りにされていますが、圧迫する部位によって症状も変わってきます。
他にも坐骨神経痛を伴う病気などもありますが、多くのものは上記で紹介したものになります。
坐骨神経痛が起こることで、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と診断され、治らないものと判断されることも多くありますが、当院にご来院される多くの方は臀部での圧迫よるものがほとんどのため、姿勢や骨盤の矯正や臀部周囲の筋肉を緩めることで、改善されることが多くあります。
実際に手術が必要なものもありますが、手術をしても症状が改善されず、当院にご来院されることもあるほどです。
私自身も、坐骨神経痛の症状のひどさに、高校での野球を半年で断念してしまいましたが、坐骨神経痛について学んでからは、少年野球や高校野球でコーチやトレーナー活動を行い、今では草野球に参加して、普通に試合ができるほどまで回復しています。
坐骨神経痛でお悩みの場合は、病院でレントゲンやMRIで検査してもらうことも大切ですが、症状が良くならない場合は一度ご相談いただければと思います。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
健康体操の動画
https://youtu.be/nM1lBM5B6jY