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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

2018神奈川県公立高校入試の各科目の問題を見て思ったこと④国語

2018.02.26 15:00


①英語 ②数学 ③社会 に続いて、国語の番です。


毎年平均点がやたら高い国語。今年もそれは変わらなさそうですが、平均点自体は少し下がるでしょうか。


神奈川県はちょっとした傾向の変化に弱い県でもあります。少し傾向が変わると平均点が下がります。それだけ情報が出ている県ということですけれども。


ともかく国語の問題を見て思ったことを述べていきます。



2018年度 公立高校入試 国語



こちらに問題と解答があります。生徒の声からは、他の科目同様やはりこれも「やさしい」と「難しい」と感じる人が大きく分かれる印象を受けました。


漢字がね、難しい感じでしたね。


うん、99.9とオリンピックを意識した鮮やかな滑り出しですが、漢字、特に「苦衷」は難しかったとほとんどの子が言っていました。あと「洋裁」かな。


文法と短歌はやさしめでしょうか。ちょっとの傾向変化に惑わされなければスムーズなはず。


古文は注釈が少なかった印象ですが、問題文をしっかり読んで対応できれば高得点が狙えそうです。漢字での動揺を減らして問題に集中できるかどうかかな。古文ですが、問われているのはやっぱり現代文の力のような気がします。


小説は「長っ」と思った子が多かったですよね。落ち着いて解ければわかり易い文章でしたが、時間や焦りとの勝負でしょう。


論説文。これもこの時点で心が折れていなければ十分に立ち向かい勝てる相手です。心が折れていると「うわ、難しそう」で闘うから、勝てるものも勝てないよね。


最後の資料の読み取り問題は、模範解答が読み辛いぐらいでしょうか。記述の文字数は減りましたが、ちょっと難易度は上がったでしょう。


総評としては、難化傾向ですが、上位層の得点の平均はあまり変わらなさそうです。多くの生徒にとって国語は高得点が狙える科目。超難化が予想された今年もこの感じということは、来年以降もこのぐらいの難易度の問題が続くかな。


度々申し上げていますが、国語力とは「相手の求めているものを返す力」です。今回の問題は、これがしっかりと身についている子にとっては、平常心で臨めれば、漢字以外は高得点の取りやすい問題だったのではないでしょうか。


そして、この「国語力」は他の科目にももちろん影響する重要な力です。


ですから、新受験生の皆様は、やがて来る受験に向けてこの「国語力」向上を意識しましょう。それには、「文章を読むこと」「人と話すこと」「国語の読解問題を解くこと」が近道です。


ぜひ実践を。あ、ブログを読むことでもその力はつけられます(宣伝)。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

文字数は多いね。文字数に圧倒されない準備と心構えは大事だね。