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2/23 空き家活用についてのお話会でした。in 東京・神田にて

2018.02.23 22:18

こんにちは、松本佳奈です。


共に暮らす文鳥ピスケ(1歳)

男子と思い込んでいたけれど、実は女子と発覚。基本はヤンチャですが、最近急に女の子っぽいポーズ取ったりするようになりました。セクスィー!




昨日は約1カ月ぶりに東京に出ました。

神田にあるキッチン付きのフリースペース「C-Lounge」にて開催された、AKIYA-STOCKさん主催の空き家活用イベント。

AKIYA-STOCKさんは、全国の「空き家」と「空き家を使いたい人」とのマッチングサービスを行ったり、空き家をどう活用していくかというイベントを多数開催されています。


私は昨年、これからやっていきたい「宿泊もできるイベントスペース」設立に向けて『空き家×民泊』のお話会に参加させていただいたのですが、

そのご縁で、なんと今回『空き家×音楽』をテーマにお話させて頂けることになり。昨年から始めた木更津銭湯フェス♨️や、これまで主催してきたイベントについて40分間喋り倒してきました。



まだまだ始めたばかり、発展途上の木更津銭湯フェス。

都内では「昭和の銭湯をイベントスペースとして生かす」というのは数年前から流行っている印象ですが、木更津で3年前に「銭湯でライブやりたい」と言った時は、「銭湯でライブ?(笑)ウケる!できたらいいね(笑)」という感じで、冗談と思われることが多かったです。


私は本気でした(笑)


やっと実現できた昨年。まだまだ課題は山積み。試行錯誤中です。

今の時点でお話できること、私がイベントを企画する際に心がけていることなどを、「出演者」「主催」両方の立場からお話させて頂きました。


会場の「C-Lounge」さん、とっても素敵な場所!キッチン使いたい。



話の内容はこんな感じにしてみました。


1. まずは自己紹介
・松本佳奈について
・木更津市について 


2. なぜ木更津なのか?
 1)木更津のメリット・デメリット
2)私のコンセプト
3)これまでの実績


3. 廃業した銭湯で音楽フェス!
1)人参湯について
2)きっかけ
3)銭湯フェス!3つの要素
4)お金の話
5)集客の工夫
6)今後の銭湯フェス
7)課題
8)最後に



資料をまとめる中で、


私がやりたいことは

「音楽と地産地消」

それに尽きるな、と思いました。


そこにしかない建物・空き家を利用して

子どもから大人まで楽しめるイベントをつくりたい。そこには、「四季」「食」「旬」の要素は必須で。


季節ごとに楽しめるものが違う、味わえるものが違う、というのはすごく魅力的なことだなあと思っているんです。

そして何より「そこにしかないもの」を体験するのが好き。




しかし、一番大切にしたいのはオーナーさんの気持ちです。


当然ですが、その場所に最も思い入れがあって愛しているのはオーナーさんであって。ゼロからイチを作った熱量とか、情熱とか、築いてきた歴史に敬意を持つこと。


「その人がどういう想いで場所を作ってきたのか。どうしていきたいのか」と、私が企画する内容がズレないように。何をやるにしても、そこを一番気を付けたいなと思っています。




正直、木更津人参湯さんでの銭湯フェスは、もはや店主・藤崎さんの笑顔が見たくてやってる節もなきにしもあらずだなあと思ったりします。

なんの縁もゆかりもないんですけどね。


「もう俺が一人でやっていくことはできない。でも建物には愛着があるんだよ。親父がずっとやってきた歴史があるから」

と、残念そうに話していた藤崎さんが、回を重ねるごとにだんだんと笑顔になっていっている気がする。賑わう人参湯を見て嬉しそうにしている。

もうそれだけでもよかったなあと。




そうそう…絶対に話さなくちゃと思っていたのはお金の話。収支についてもぶっちゃけてお話しました。現場では詳しい数字まで出しちゃいましたが、ここではあまりにも生々しいので割愛します。

…隠すことは何もないので、気になる方は聞いてください(笑)


私は、ゲストミュージシャンやサポートメンバーを呼ぶ場合、必ず謝礼をお支払いしています。(それが身内であっても!←夫はドラマー)

こちらから何かをお願いした場合、無料でやってもらおうという考えはまずありません。



【支出】

・施設使用料

・ミュージシャンへの謝礼

・イベント保険料

・宣伝費(フライヤーデザイン&印刷費、近隣店舗への菓子折り代)


【収入】

・チケット売上

・事前の写真WS売上、物販売上

・飲食店出店料


《支出の補足》

①施設使用料の相場

②ミュージシャンへの謝礼の相場

③どこでミュージシャンと知り合うのか?

④ミュージシャンに何を求めるのか?


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この、「ミュージシャンに何を求めるのか?」というのは非常に大切だと思っていて。

集客なのか?

宣伝効果なのか?

ただただその音楽が好きで呼びたいのか?


「なぜこのミュージシャンを呼ぶのか」が曖昧だと、主催とミュージシャンとでトラブルになりやすい気がしています。

集客してほしくて呼んだのに全然客が来ない、とか。宣伝してくれない、とか。


私個人の意見としては、基本的に宣伝や集客は主催が責任を持つものだと思っています。経費分を稼ぐのは主催の役目。赤字になったら身銭を切る。←赤字にならないように、事前に真剣に考える。


主催が背負うべきリスクを出演者やスタッフがすべて背負うのはちょっと違うかなと。だから東京のライブハウスのチケットノルマ制には抵抗があるのです。

駆け出しの頃は仕方ないかもしれないけど、ずっとそれじゃミュージシャンは食っていけないよな、と。


オーナーさんも嬉しい

出演者や出店者、スタッフも嬉しい

お客さんも嬉しい

そこがちゃんと揃ったイベントをやりたいです。


6)今後の銭湯フェス

・春と夏と冬 年3回開催 

・建主さんとコミュニケーションを取りながら、修理を進める

・市外・県外の方への認知を広げる

・観光シンボルとしての人参湯を印象付け、街歩きマップを作る


街歩きマップをちゃんと作りたーい!

一度ブログで描いてみたけど、マップを描く画才が自分にはなかった。←人物画専門


フォントや外観の装飾が可愛い建物がまだまだたくさんあるので、その辺もマップに入れ込みたいのです。そういうのが好きで一緒に作ってくれる人、募集してます!(笑)

マデール。この後閉店して今は更地に…。

とっても素敵なお店でした。



ニシムラコーヒーさんではMVも撮らせて頂きました。



味わい深い路地がたくさん。




7)課題

・雨漏りの修理

・床の修理

・トイレを水洗にする工事

・壁画の塗り替え

・暑さ対策、寒さ対策

・イベントの誘致(最低でも月3万円分)

とにかく雨漏りがひどい…。雨漏りというレベルじゃなくもはや「滝」なので、なんとかしたい!


私がいくら4ヶ月に一度イベント開催しても、修理資金が足りない。修理できたところで使う人がいなければ意味がない。

というのが大きな課題。

もっと活用する人が増えていく工夫をしなくては、と思っています。


そんなお話会。

お聴き下さった皆さん、お呼び下さったAKIYA-STOCKさん、ありがとうございました。次の銭湯フェス♨️は3/4です!ぜひお越しくださーい(笑)


ここまで読んで下さりありがとうございました。今日も素敵な1日でありますように。

愛を込めて!


松本佳奈