私のなまえ香 二百四十四 蜻蛉(とんぼ)
トンボは蜻蛉(とんぼ)
晩春から秋の終わりまで、水平にすーっと飛ぶトンボ♪
一年中、見かけるように思いますが、言葉としては秋の季語。
古語は、秋津「あきづ」「あきつ」
また別名、「やんま」と表現するようです。
とんぼの瞳は、それぞれ色が違っている?ようで羽も色彩も美しい。
秋の夕焼けを飾るアクセサリーのように
飛んでいるのか、踊っているのでしょうか。
そして、葉にササっと止まった姿は、とても姿勢よく映ります。
今の時期によく見かけるトンボも、蝶と同じ
自然の波動にあわせ、心地よい匂い空間の場所へと飛びわたるようです。
トンボならではの通り道。
とんぼも、縁起良い虫のひとつのようで、お盆やお彼岸など多く
先祖を表現するともいわれています。
「とんぼ」と「あきつ」 言葉の表情からもみてみました♪
「とんぼ」は、ふっくらクラシカルな情緒ももちながら
優雅で穏やかさな響きを捉えていました。
「あきつ」は、爽やかに思うままそのままのような音を奏でながら
溌剌とした新鮮な表情を捉えたリズミカルな動きがあります。
秋の風情もしっかり。
初秋から晩秋への風情が強く捉えているのは、「あきつ」ですが
晩春はもちろんのこと、冬の初めの風情ある表情も捉えていて
どちらも、古くから今そして未来へ自然ある限り存在しうると
改めて知ることができました。
トンボの繊細な動きある姿と静けさの時間、
秋のしっとりした香りと、爽やかな香りに満たされたくなります♪
少し前まで、丁子の香を強く感じていて
この頃は、夕方から白檀を纏うような匂いがします。
あまい、かたい、やわらかい・・・呼吸をする香たち☆
香それぞれにも特徴があります。
繊細で控えめな匂いである香原料そして香、和紙のご機嫌・・
日々、五感の鋭さや鈍感具合を試してきます笑
まもなくお彼岸さん、トンボは幸運のしるし
トンボをみつけてくださいませ☆
●9月17日より、徳川美術館(愛知県名古屋市)で販売します