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真夏のオンライン講座③ 覚悟を決めて本番編

2022.09.17 01:00

さあ、いよいよ講座スタート!

諸事情により、初回の課題の提出分が届いたのは前日。11名分。これくらいなら全員の訳を講座で取り上げられる!

訳をチェックしたら、「あとは楽しもう!」と覚悟を決めて、ドキドキソワソワしながら翌日を待ちました。


今回のJITFの講座で面白いのは、ライヴ受講生を募集したこと。Zoomのウェビナーにマイク&カメラONで参加してもらい、双方向のやり取りができるという試み。私の講座は5名程度にしてもらいました。

毎回、3~6名のライヴ受講生がいたのですが、この方たちにどれだけ助けられたか! こちらが言ったことに反応してくれて、質問も率先してしてくれて、講座を引っ張る存在でした。私も顔と名前をしっかり覚えられて、最後のほうは勝手に友達気分♪


講座は前半が講義、後半が課題を見ていくというスタイル(最終回のみ逆)。MCはテキサス在住の通訳者Nさん。Nさんには英語を読んでもらったり、アメリカの事情を聞いたり、無茶ぶりにも笑顔で(たぶん!)対応していただき、すっかり甘えてしまいました。


始まってから分かったことは、受講生のレベルは幅があるけれど、コツをつかむのが早いということ。これは通訳や翻訳の仕事をしていたり、プロでなくても語学の勉強をある程度していた方が多かったからだと思います。

こちらがハッとするような訳や、うなるような訳もありました。

翻訳に対する意識も高く、初回で役割語についての質問が出たので、3回目は役割語と差別用語の話に決定。この時は周りの同業者にも、役割語の扱いについて聞いてみました。

その中で響いたのが、信頼する吹替翻訳者Nちゃんの言葉。

「言葉遣いにその時の気持ちが表れるから、キャラの心の持ちようを見極める」。

本当にそう! みんなが悩みつつ、ベストでなくともベターな訳を探して模索していることが分かり、すごく励みになりました。


字幕の日英翻訳で活躍するあゆみちゃんも受講してくれて、途中でExcelファイルの使い方やバックアップの方法をこっそり教えてくれました。これ、ものすごく助かりました! 私もこういう気遣いができる人になりたい♡


もちろん、反省点もいっぱいあります。最初は操作に手間取って、映像の音声を出せないことも。VshareR SUBの使い方も事前にきちんと説明すれば、もっと活用してもらえたかなと思います。

何よりも、課題を提出したのに届いていない分があったのは、申し訳なかったです。ファイル名が同じで上書きされてしまったのが一因だったようですが、まだはっきりしません。私が見落としていた分も1件ありました。

忙しい中、時間を作って課題に取り組んでいただいたのに、本当にごめんなさい!

それでも、最後に提出された課題は17件(私が見落とした分を入れると18件)! 嬉しい悲鳴を上げながら、気合を入れて全部チェックしました。


最終回は課題映像の訳例をアーカイブに残すために、映像の分だけオーバー。20分強あるので、映像の前に皆さんにお別れをして、ひっそりと講座を終えるつもりでした。

それなのに! ほとんどの方が最後まで残って観てくれたのです。もう泣きそうでした。拍手やコメントもすごく嬉しかったです。

ああ、やってよかったなと、しみじみ思いました。

受講していただいた皆さん、協力していただいた皆さん、心からありがとうございました♡


次は講座シリーズ最終回! 講座が繋いでくれた縁や、気づいたこと、これからの野望の話です。こうご期待♪


写真は夏の思い出シリーズ、『ハリー・ポッターと呪いの子』観劇。劇場の周りがハリポタ一色! 舞台も期待をはるかに超える面白さ。石丸ハリーもよかったけど、門田スコーピウスに惚れました♡