窓を開ける
朝、目が覚めると「今日もいい日だ」と呟きます。
起き上がって台所に行き、水を一杯飲んで、寒くない季節なら家中の窓を開けます。
朝のひととき、リビングは全開に、他の部屋は10センチくらい開けて、夜のあいだに滞った家の中の空気を動かすのです。
マンション住まいで北側には窓がないのですが、あちらこちらを数センチでも開けると、とたんに風が通って清々しい気分になります。
我が家は玄関が東で、西はリビング。あちら側とこちら側や対角の部屋の窓を開けると空気の入れ替えがはやいですね。
夏の間、我が家の玄関側の2部屋の窓は常に10センチほど開けたままです。出かけるときもリビング側は締めて行きますが、玄関側の2部屋は網戸にして10センチ開けておきます。角度がつけられ目隠しにもなるルーバーがついているので人が入ることはできないし、たとえ覗いても内側は暗く見えにくく、そこだけカーテンを閉めておけば完全に見えず風だけが通ります。
でも、このマンションではその玄関・通路側の窓を開けているお宅をほとんど見かけません。
朝でも昼間でも、暑くても寒くても丁度よい季節であっても、数センチ程度も窓が開けられているのをみることは殆どなく、ルーバーを閉めたままのお宅が何件もあります。
皆さん、空気清浄機で済ませているのかと思いますが、もったいない。自然の風は気持ちよいし、体に優しいはずです。
風水的にはこの空気の循環がとても大切です。
もちろん防犯には気を配らなければならないし、寒い時期に震えながら開けておくことはないですが、たとえ日中はお留守の家でも、できれば在宅時に1日1回は家の空気を入れ換えたいものです。
空気が流れないのは停滞で、停滞すればその場は淀みます。家の中の空気の循環は、人の体の血の巡りのようなもので、いつもさらさらと流れているのが良いのです。
そしてルーバー(雨戸)が閉めっきりということは、その部屋には光が入らず窓のない部屋と同じで、
部屋と自分はとても似ていますから、自分や家族の、生活や仕事など人生の一部に光・陽が当たらないことになりかねません。
また外部を、または外部から入ってくるものを拒んだ状態ともいえます。
どの部屋も陽を入れて、風を通してください。