【小石川②】小石川御箪笥町下町
2018.02.24 03:56
町名:小石川御簞笥町下町
読み方:こいしかわおたんすちょうしもまち Koishikawa-Otansuchō-Shimomachi
区分:俗称→町丁
起立:江戸期
廃止:1868年9月2日(慶應4年7月16日)か
冠称:「小石川」
後身:小石川簞笥町下町
現町名:文京区小日向四丁目
概要:古くは小石川村のうち。1627(寛永4)年、御弓矢奉行比企次左衛門組の同心10人の拝領地とする。1632(寛永9)年に町並屋敷となり、1713(正徳3)年に代官支配より町奉行支配となる。1721(享保6)年に上地となって以後は、江戸町年寄樽屋藤右衛門に地代を納めた。1738(元文3)年、御絵師住吉内記の拝領屋敷となる。町名は小石川御簞笥町上町に隣接することによる。町の西側の坂を「藤坂」といった。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。その際、「御」の字を取り、「小石川簞笥町下町」と改称し消滅。1869(明治2)年は小石川竹早町、小石川同心町となる。現行の小日向四丁目の一部。
※『角川日本地名大辞典』には後身の後身は「小石川竹早町」のみの記述だが、小石川同心町の方が主。
撮影場所:小石川御簞笥町下町