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有閑ソシオ

すのぼうその後で

2018.02.24 03:55

萎え場…

を今まさに去ろうとするバスの中です。

少し吹雪きはじめました。

はじめてのすのぼうは、結果から言うとそこそこ出来ました。怪我もしませんでした。なのでお見舞いは結構です。お見舞い金だけ当初の予定通りください。


嫌な記憶と共に彼の地を後にせず済んだのは「1時間だけ教えてもらおうよ。あたし払うから」と、インストラクターによる指導を決めてくれた妻のおかげです。

インストラクターのちえさんに種々のレクチャーを受けなければ、我々ふたりじゃブーツと板をつなげることすらままならなかったことでしょう。


しかしその妻は、今までほとんどのスポーツを迂回した青春を送ってきたため、あらゆるスポーツにまつわる小さな挫折を知らず、苗場のホテルが眼前に迫る緩斜面でそれを味わっていました。すのぼう初心あるあるの「立ち上がった途端なすすべなく高速で滑り出す病」から抜けられないようです。おしりを着いたまま動かない妻にしてなんとか近寄っていくと、彼女は真っ黒な瞳をして小さくこくこくと頷くのでした。


一夜明けた今朝、ホテルを発つ前にゴンドラを平服で観光乗りしました。ゴンドラは雪山をほぼ垂直に登って行きます。そしてゴンドラがUターンしても降りずにすのまま乗り続ける。復路はなかなか経験することのない絶景。往復券で1600円、これは楽しかった!

妻の瞳にもようやくひかりが戻ってきたのでした。


越後湯沢液で5種の利き酒500円を試して東京に帰ります。


さようなら、苗場。

しばらく来ない。