メルカバ(マカバ)の秘儀とは?
makaba【メルカバ(神の戦車)を見て驚くエゼキエル】
早くカバラの神髄に触れたいところですが、メルカバという言葉が気になります。
前回の記事の一部です。
カバラの起源は、紀元1世紀のパレスチナに生じたメルカバ神秘主義に求められる。
メルカバ神秘主義とは、『旧約聖書』の一書「エゼキエル書」第一章に登場する神の戦車メルカバを観想する瞑想を行い、神の姿を直接見ることを目的とする修行を言う。
「メルカバの秘儀」とはなんじゃ~ヽ(。_°)ノ ?
神の姿を直視する瞑想らしい。
ミトラ教研究、メタトロンの徹底研究
-ユダヤ教にとりいれられたミトラ
に詳しいことがありました。
http://homepage2.nifty.com/Mithra/Mithraism_Metatron.html
ミトラ教?
そんな宗教があるの~? 聞いたことないよ。
だんだん深みにはまっていくリマ。(;^ω^)
以下、コピペします。
注:エゼキエルは、旧約聖書に登場するユダヤ人預言者。
注:メタトロンは、ユダヤ教の天使の一人。「契約の天使」、「天の書記」、「神の代理人」、「小YHWH」などとも呼ばれる。
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・メルカバの秘儀 その1
カバラには、メルカバの秘儀(別名メタトロン神秘主義)と呼ばれるものがある。
これは、エゼキエルにならって、メルカバの戦車に乗って最高天に昇り、そこでメタトロンから天地創造の秘密を授かろうとするものである。
以下は、この秘儀のもとになっている『エゼキエル書』の一節である。
① エゼキエルはカルデアの河畔で瞑想にふける
わたし(エゼキエル)は、カルデア(バビロニア)の地のケバル川の河畔に住んでいた捕囚の人々の間にいたが、そのとき天が開かれ、わたしは神の顕現に接した。
それは、ヨヤキン王が捕囚となって第五年の、その月の五日のことであった。
主の言葉が祭司ブジの子エゼキエルに臨み、また、主の御手が彼の上に臨んだ。
『エゼキエル書』1:1-3
② メルカバの戦車が現れる
わたしが見ていると、北の方から激しい風が大いなる雲を巻き起こし、火を発し、周囲に光を放ちながら吹いてくるではないか。
その中、つまりその火の中には、琥珀色の輝きのようなものがあった。
また、その中には、四つの生き物の姿があった。
その有様はこうであった。
彼らは人間のようなものであった。
それぞれが四つの顔を持ち、四つの翼をもっていた。
脚はまっすぐで、足の裏は子牛の足の裏に似ており、磨いた青銅が輝くように光を放っていた。
また、翼の下には四つの方向に人間の手があった。
四つとも、それぞれの顔と翼を持っていた。
翼は互いに触れ合っていた。
それらは移動するとき向きを変えず、それぞれに顔の向いている方向に進んだ。
その顔は人間の顔のようであり、四つとも右に獅子の顔、左に牛の顔、そして四つとも後ろには鷲の顔を持っていた。
顔はそのようになっていた。
翼は上に向かって広げられ、二つは互いに触れ合い、他の二つは体を覆っていた。
それらにはそれぞれの顔の向いている方向に進み、霊の行かせるところへ進んで、移動するときに向きを変えることはなかった。
生き物の姿、彼らの有様は燃える炭火の輝くようであり、たいまつの輝くように生き物の間を行き巡っていた。
火は光り輝き、火から稲妻が出ていた。
そしていきものもまた、稲妻の光るように出たり戻ったりしていた。
『エゼキエル書』1:4-14
③ メルカバの戦車は天に昇る
私が生き物を見ていると、四つの顔を持つ生き物の傍らの地に一つの車輪が見えた。
それらの車輪のありさまと構造は、緑柱石のように輝いて、四つとも同じような姿をしていた。
その有様と構造は車輪の中にもう一つの車輪があるかのようであった。
それらが移動するとき、四つの方向のどちらにも進むことができ、移動するとき向きを変えることはなかった。
車輪の外枠は高く、恐ろしかった。
車輪の外枠には、四つとも周囲一面に目が付けられていた。
生き物が移動するとき、傍らの車輪も進み、生き物が地上から引き上げられる時、車輪も引き上げられた。
『エゼキエル書』1:14-19
④ エゼキエルは玉座の上にメタトロンを見る
生き物の頭上にある大空の上に、サファイアのように見える玉座の形をしたものがあり、玉座のようなものの上には高く人間のように見える姿をしたものがあった。
腰のように見えるところから上は、コハク金が輝いているように私には見えた。
それは周りに燃え広がる火のように見えた。
腰のように見えるところから下は、火のように見え、周囲に光を放っていた。
周囲に光を放つさまは、雨の日の雲に現れる虹のように見えた。
これが主の栄光の姿の有様であった。
私はこれを見てひれ伏した。
『エゼキエル書』1:26-28
【ミトラ教ジャパン HP】
メルカバの秘儀とは?1 の続きです。
http://rimaroom.jugem.jp/?eid=1778
メルカバ(merkava)とマカバ(Mer-ka-bah)は綴りも似ていて、どうやら同じことを表しているようです。
これについては後述したいと思います。
ミトラ教研究、メタトロンの徹底研究
-ユダヤ教にとりいれられたミトラ
http://homepage2.nifty.com/Mithra/Mithraism_Metatron.html
メルカバの秘儀 その2
修行者の意識が天界に昇り、そこでミトラに会って天地創造の秘密を親しく授かるというのは、ミトラの秘儀の一つのパターンである。
メルカバの秘儀は、ユダヤ化されてはいるが、ミトラの秘儀における基本パターンを踏襲している。
メルカバの秘儀が、クルド・イランから西に向かった流れとするなら、仏教における弥勒上生〔みろくじょうしょう〕の教えは、東に向かった流れと言える。
弥勒上生の教えとは、弥勒に会おうと願って修業を積むなら、死後、弥勒の住む都率天〔とそつてん〕に転生し、そこで弥勒から親しく教えを授かることができるという教えである。
メタトロンに会うには、厳しい修業を積むだけでよく、生きているうちに会うことができる。
しかし、弥勒に会うのはそれほど簡単でない。
いくら修業をしても、生きているうちに会うことはできず、死後の生まれ変わりを待たねばならないからである。
このちがいは、輪廻転生を前提とするかしないかのちがいである。
このような差異があるにせよ、天上に昇って、そこで親しく教えに与かるという基本構造は同じである。
シーア派系のスーフィズムにも、この秘儀は生きている。
ユダヤ教、ミトラ教、仏教、シーア派が、このようなかたちで秘儀を共有しているという事実は、普遍的な立場から宗教・神秘主義の研究・実践をしている者にとり、まことに意義深い。
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要するに、ユダヤ教のメルカバの秘儀、仏教の弥勒上生の教えは
ミトラ教が原点であるというのです。
ここまで読むと、今度はミトラ教とは何?
ミトラ教のことが知りたくなりました。