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中学校全員給食実施に伴う各学校の給食運営や給食費、食育の推進について諮問――令和4年度第3回市議会文教社会常任委員会①

2022.09.18 11:12

令和4年度第3回市議会定例会9月14日の文教社会常任委員会にて、給食関連の行政報告が2つ行われました。まずは、そのうち「町田市学校給食問題協議会への諮問について」のレポートをお届けします。資料はこちら

議会録画から書き起こしたもので、正式な議事録ではありません。

●学校教育部 行政報告「町田市学校給食問題協議会への諮問について」

(録画33:51ごろより)

保健給食課長:

それでは、町田市学校給食問題協議会への諮問についてご説明をいたします。

資料まずは1ページ目をご覧ください。

今回学校給食問題協議会への諮問を行う背景といたしましては、町田市の学校給食というのが、給食センター整備による中学校全員給食を円滑に実施しつつ、よりいっそう給食の充実を図らなければいけないといった変革の時期を迎えるというふうに認識しているところでございます。そのほか、学校給食が抱えるさまざまな課題に適切に対応するため、次の3つの項目について諮問をすることといたしました。

まず一つ目ですが、町田市学校給食問題協議会についてでございます。こちらの組織については教育委員会の附属組織でございまして、役割としてはここに記載した役割を有する組織でございます。メンバーとしましては次の13名で構成をしているところでございます。

次に、2の諮問事項でございます。まず(1)の諮問事項一つ目のですね、中学校の全員給食実施に伴う各学校の給食運営についてでございます。2025年度までに導入を予定している中学校の全員給食の実施にあたりまして、主に中学校側における適正な給食日数および給食時間、あるいは食物アレルギーの対応。教職員等の役割分担および配膳方法などについて、諮問をいたします。

次に(2)諮問事項2、給食費についてです。現在、食材費高騰などがございますが、学校給食の提供に要する経費も上昇している状況でございます。加えて先程も申しあげましたが、中学校給食が全員給食、給食センター方式に切り替わることで、献立の内容ですとか、提供方法が大きく変わってきます。また小学校については、2014年度以降改定を現在行っていないところでございます。そこで、適正な学校給食費について諮問をいたします。

次に(3)諮問事項3、学校給食における食育の推進についてです。町田市では学校給食によって、子どもたちの望ましい食選択・食行動を実践できる力。これを、より強化していきたいというふうに考えております。中学校全員給食の導入を契機といたしまして、小学校・中学校9年間の学校給食を通じて取り組んでいくことができる食育の推進方法。これについて諮問をいたします。

次に、今後のスケジュールでございます。2022年9月――今月ですけれども、諮問事項1から諮問事項3までを一括してまずは諮問をいたします。9月28日に第1回協議会を開催し、2024年1月までに全11回程度、協議会を開催する予定です。その中で、諮問事項1から3まで順次調査・審議をいただき、この中でも中学校の全員給食開始を円滑に実施できるよう、諮問項目ごとに1から3まで、一つずつそれぞれ審議結果が出次第、その都度3回にわたって、答申をいただく予定でございます。答申が出された後は、その内容を踏まえ諮問事項に関する教育委員会の対応方針を定めていきます。説明は以上です。


委員長:

質疑を行います。田中委員。


田中委員:

諮問の内容について少し質疑をさせていただきたいんですけれども。まず(1)のところで、これまで課題になっていた給食時間などが入っているというのはすごく重要だと思うんですけれども。給食の実施日数についてはおよその、給食センターにあたって実施日数みたいなおよその数字が前も出てたと思うんですけれども、改めて諮問する理由や必要性っていうのはどの点なんでしょうか。


保健給食課長:

給食時間ですとか給食日数っていうのは、やはり望ましい時間、望ましい食習慣の形成ですとか人間関係、そういったものを給食の時間で培っていく必要がありますので、それにふさわしい一定の指針となるような時間ですとか、日数。これをご審議いただくようにお願いをいたします。


田中委員:

給食時間の確保はもう本当にこれまでも課題になっていたところだったので。これの諮問については、全員給食に対しての諮問ということなんですよね。要は、選択式のランチボックスと併用する期間もあるわけじゃないですか。(全員給食を)やってる地域とやってない地域と、というところで。すいません、確認です。


保健給食課長:

こちらのほうは、全員給食実施後の給食を見据えて諮問をする予定です。


田中委員:

ただ一方、食事時間がそういった諮問内容が出てからどういったことになるのかっていうところは私もちょっとよく見て行きたいなと思います。

では次の(2)の給食費のところなんですけれども。やはり出てきてしまったかと私は個人的に思ったんですけども。これから諮問するっていうところではあるんですけれども、どのぐらいの値上げがされるのかっていうところを今の段階で想定してることっていうのはあるんでしょうか。


保健給食課長:

なかなか今の段階で具体的に申し上げることは難しいんですけれども。やはり学校の栄養摂取基準というのがございますので、そちらを満たすような食材。これをですね、想定献立みたいなのものを立てまして。前回も同じようにやったんですけれども、その結果として出てくる経費、これを満たすような給食費にしたいと思っています。


田中委員:

9月28日の第1回目が全部諮問内容が出るってことで、そこでは例示があるっていうことなんですかね。


保健給食課長:

学校給食費の関係ですよね。そこの段階では諮問内容のみで、まずはやはり中学校給食の運営方法、これをまずご審議いただくための資料を提供しようかというふうに考えております。


田中委員:

スケジュール感についてはよくわかりました。次が(3)なんですけれども、連携した食育の推進というのは本当にすごく大事なテーマだと思います。現在というか、以前も小中一貫の(食育)カリキュラムみたいなものはあったんじゃないかなと思うんですけれども。現在どうなっているのか、新しくこれを作るっていう、そういった内容なのか確認させてください。


保健給食課長:

小中一貫のカリキュラムの中で、食育に関するカリキュラムについても、これは設けられていて。これについてはですね、給食に限ったものではなく、幅広い事業等もいろんな科目等も含めての、食の指導に関するものを定めているもので。今回ですね、食育の我々が考えてるものは、やはり中学校も全員給食になるので、学校給食を活用してできるだけ統一した取り組みですとか、そういったものをしたいがために策定するものだと考えております。


田中委員:

わかりました、ありがとうございます。


委員長:

ほかにありませんか? 藤田委員。


藤田委員:

諮問内容の学校給食における食育の推進っていうのは、本当にいちばん、これからも大事なことだというふうに思っているので。ただ、協議会のメンバーに、間に合わないと思うんですが、ここにやっぱり地元の農家さん。現に小学校の給食では、食育のところを誰が担っていただいているかというと、やっぱり地域の農家さんなんですよ。食材の供給も含めて。今からメンバーに農家さん(を加える)っていうわけにはいかないと思うんですが。そこの、地域の農家さんの視点っていうのをやっぱり諮問内容のところで重視して入れていただきたいと思うんですけれども。そこのところを1点お伺いいたします。


保健給食課長:

こちらの組織、協議会につきましては、条例で定められているもので、委員としてのメンバーとしては限られた方になってしまいます。ただ、委員がおっしゃられたような視点というのは非常に重要かと思いますので。例えばJA町田ですとか、あるいは今の購入のご契約者として納品をいただいている農家さんもいらっしゃいますので、そういった方の意見は取り入れていくように考えていきたいと思います。


委員長:

ほかにありませんか。これをもって質疑を終結いたします。以上でただ今の行政報告を終了いたします。

(了)