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3杯目:私は、脇役としてこの人生を謳歌するべきか。

2018.02.25 03:00

デカい結果を得た記憶のない10代。


自分の存在は結果に繋がるまでのパイプ役であり、その繋いだ後は「お疲れ様でしたー。」と軽い会釈で帰る程度。


同級生の女の子には「◯◯君と話してみたいから一緒にカラオケに誘ってほしい!」と頼まれ。


バンドのファンの子からは「この手紙、リーダーに渡してください!」と恥ずかしがり屋な乙女の気持ちを届ける優男と化していた。



そして、10代で何気に気合いの入る行事といえば体育祭。

高2の頃のクラスメイトは野球部やサッカー部、やんちゃなメンバーの集まりで身体能力は総合的に他のクラスに比べて高かった気がする。


各種目の代表やリレーの組み合わせもすんなり決まり、自分の出番は準備体操と空手の型を校内全男子で披露するくらい。


と、思っていた。


昼休みに呼ばれたベランダには野球部の二人と元バスケ部の計三人。

この三人、見た目で足が速いってことはすぐにわかる。


で、お願いがあると。

真顔で、「400mリレーのアンカーを頼みたい」。


完全に笑いに走ってる!

走るのはコースだからな!


「みんなバランス良く別の競技に割り振ったからお前しかいないんだよ!」


——————————


体育祭当日。

いよいよ400mリレー。


「ホントにオレが走っていいの?」

投げかけた問いに返ってきた答えが。


「うん!おもしろくしてくれたらいいよ!」


やっぱりな。

おもしろくってなんだよ!

走るって“真剣”の傘の下にあるもんだろうよ!


で、結果は二位くらいだったと思う。。。

三人がめちゃくちゃ速いから他に圧倒的な差がついてていくら鈍臭く走ってもビリにはならないと言う法則。


これ、オレみたいなキャラじゃなかったら完全に登校拒否だぜ。


結局、「おもしろい走りってなんだろう?」と言う人生最大の問題だけ残され夏は過ぎていった。


あんなに緊張する大舞台はなかった。

あの空気を味わうくらいならファスティング一週間の方が余裕だし。



それからはゆっくり幸せを味わう生活を選びました。

そして、人生の主役はあなたです。

写真は主役になれるはずだったどん兵衛のてんぷらです。