【小石川②】小石川龍雲寺前町
2018.02.24 09:19
町名:小石川龍雲寺前町
読み方:こいしかわりゅううんじまえまち又はこいしかわりゅううんじまえちょう Koishikawa-Ryūunjimaemachi or Koishikawa-Ryūunjimaechō
区分:町丁
起立:明治維新後か
廃止:1869(明治2)年
冠称:「小石川」
後身:小石川白山前町
現町名:文京区白山五丁目
概要:『角川日本地名大辞典』には「小石川龍雲院門前」とある。他の門前町と同じで維新後に近隣の町に編入となり消滅となったとあるが、その前に一瞬この名を名乗ったのか。
以下、『角川日本地名大辞典』による小石川龍雲院門前の記述を元に説明する。
小石川龍雲院門前は、江戸期~1869(明治2)年の町名。もとは小石川村伝通院領の百姓地。龍雲院は「天祥山」と号し、禅宗円覚寺の末寺。もと御茶の水にあったが、明暦の大火の後、当地へ移転。1657(明暦3)年の移転と同時に門前町屋が許可された。1745(延享2)年、町奉行支配となる(備考)。
慶応4年5月12日(1868年7月1日)、江戸府に所属。慶応4年7月17日(1868年9月3日)、東京府に所属。1869(明治2)年、小石川白山前町へ編入となり消滅。現行の白山五丁目のうち。「小石川龍雲寺町」ともいったか。
撮影場所:小石川龍雲寺前町