SS ジャンクヒープ レビュー 2022.09.19 02:33 今回のレビューは、トランスフォーマー スタジオシリーズ より、“SSー88 ジャンクヒープ” です。 “トランスフォーマー ザ・ムービー” および “戦え! 超ロボット生命体 トランスフォーマー 2010” に登場したガラクタ一族、ジャンキオンの一員、“ジャンクヒープ” が、スタジオシリーズで発売されました。 今回も既存アイテムのリデコということで、いつもよりぐっと短めでお送りします。 とはいえ、前回のBBアイアンハイドが同型ラチェットのリカラー頭部変更に留まっていたのに対し、今回のジャンクヒープはレックガーからの変更点がけっこう多いです。 アニメでは、レックガーが率いるジャンキオン一族として、それぞれ個性的な外見をしたキャラクターが多数登場していましたが、所詮はモブキャラ。 このジャンクヒープにしても、僕は始めて名前を知りました。 そもそも当時ちゃんと名前が付いていたのかどうか・・ 過去にも海外ではジェネレーションズ(日本ではユナイテッド)版のレックガーのリデコで発売されていたようですが。 それでは、レビューしていきます。ロボットモード あぁ、確かにこんなグラサンかけたおっさん顔のジャンキオンいたわ・・ レックガーをベースに、頭部、胸部、背中、肩、前腕と上半身の大半が新規造形パーツに交換され、劇中通りの恰幅のよさが再現されています。 さらに前腕にシールドのような装甲が追加されています。 カラーリングもけっこう変わっていて、グレーがかった白い部分が増え、すっかり別人に。 背面。 先にも言ったように背中部分も新規造形。 そもそもレックガーよりもボリュームのあるパーツになっているのですが、色のおかげもあってそれ以上に大きくなっているように見えます。 頭部アップ。 うん。いい顔だ。なんとなく中間管理職感もある。 ジャンキオンのナンバー2として事務的なことを全部押し付けられてて、かなり苦労しているという勝手なイメージ(笑)。 なお、下半身はレックガーから造形変更なしかと思いきや、地味に足の甲のパーツが新規になっています。 外側にジョイントがあり、これはビークルモードで前腕のシールドにはめ込んで固定するためのもの。 そのシールドは、左のもののみブラスターらしい造形が。 変形都合もあって接続部の肘の位置で回転させることが可能です。付属品トマホーク レックガーに付属のものと同じもの。刃が回転します。 背中にマウントすることも可能。タイヤ ビークルモード時にタイヤになるシールド兼投擲武器は、2つとも脛にマウントするかたちになっています。ビークルモード 世紀末感溢れるSFバイクにトランスフォーム。 変形パターンは当然レックガーと共通。 要は同じ車種ですが、カウルなどの装飾部分がカスタマイズされたという感じ。 フロント部分が新規になり、側面にも装甲が追加されたことでイカつさアップ。 その装甲は前に向けることもできます。 さらに攻撃性が増した感じ。 車体後部の底面に展開式のスタンドがあり、それを立てることで自立可能です。 トマホークは車体後部にマウント可能できます。 なお、同型同士でロボットをビークルに跨がらせて固定するためのジョイントがあります。 シート部分にあるこのダボですね。 ロボットモードで腹部と腰部を固定するジョイントも兼ねているものですが、これをロボット側の股下のダボ穴にはめ込むかたちです。 ただ、あまりかっちりとは固定できませんね。個体差かしら? ともあれ、レックガーに跨がってもらって。 当然体積はロボットとバイクで一緒なので、サイズ的にはけっこうギリギリ。 足先が擦れそう・・ アニメ劇中でも走行中に互いが変形して入れ代わるという、謎のアクロバットを披露していましたね。 中台紙を使った下院ディスプレイベースの背景は惑星ジャンキオン。レックガーに付属のものと同じものです。 横に並べたら左右が繋がるとかだったらよかったのに・・比較画像 基型のレックガーと。ロボットモードで。 上半身を中心にけっこう気合いの入ったリデコになっています。 下半身こそほぼそのままなのですが、上半身はそれなりにボリュームアップしていて、劇中でのプロポーションの違いが気持ち再現されています。 背面も。 こっちのほうがわかりやすいですかね。 劇中のジャンクヒープはけっこうメタボ体型だった印象がありますが、まぁまぁ頑張ったんじゃないでしょうか。 ビークルモードでも。 ジャンクヒープのやり過ぎ感・・(笑) 完全にどっかのチームの改造バイクだよ。 もうレックガーが普通に見えるから。 真正面から。 フロント部分の横幅も増しているのがわかるかと。 SS レックガー レビュー 以下、画像 変形パターン含めシンプルな構造で強度的に不安な部分もないので、ストレスなく動かせます。 可動性ももちろん優秀ですが、ちょっと可動部が緩めかな。レックガーもそんな感じでしたが。 あと、股関節にクリックが入っているので微妙な開脚幅の調整ができないのも一緒。 ということで何枚か。 わずかに前屈できることもあって、立て膝は自然に決まります。 スタンド対応穴は腰裏にあります。 背中の3㎜穴も使えます(どちらも斧のマウントに使われる)ね。 逃げるサイバトロンを追いかけるジャンキオン。 入れ代わって仕留めてやる・・ と思ったら相手は飛んで逃げてしまった。 しかしこの構図だとスプラングが小さく見えるなぁ・・ ジ「仕方ないからそのままツーリングして帰ろう。 レ「おいこら、代われ。リーダーはワタシだぞ! 以上、“SS ジャンクヒープ” でした。 正直なところ、ボイジャークラスでほぼ同型の別人を複数出されるのはけっこうキツいんですよね・・ とはいえ、これくらい基型から見ためを変えてくれたらまぁいいか、という気持ちにはなる。 色が違うだけのジェットロンよりはよほど新鮮味がありますからね。 まぁ、スタスク、スカワ、サンクラの三人については本当にただの色違いとはいえメイン格ですから押さえておく必要(?)がありますが。 そういう意味ではまったく同じ見ためでモブ扱いのスウィープスがねぇ・・ なんでかちょっと色味を変えて、開いてる手を左右入れ換えたりしてるみたいですけど、それだけだと買う気になれない僕は本当のファンではないのか・・? デラックスクラスだったら複数買いしてもよいと思えるんだけど。 それにしてもレックガー、今の日本では案の定というか、あまり人気がないようですね。けっこう投げ売りされてるみたい。 まぁ、無理ないよね。よくわからない髭の生えたおっさんのロボットを手に取るようなもの好きは少ないだろうし。 新規層には受け容れられにくいでしょう。 そもそもトランスフォーマー自体が・・という話にもなってくるんですが。 このジャンクヒープも投げ売りされる可能性が高いですね。 モノ自体は、ガシガシ遊ぶにはよいものなんですけども。 やっぱ見ためがなぁ・・ でも、もうあと一人くらいはバリエーションが欲しいかな。 女性型のジャンキオンも欲しい。 ロボットモードの雰囲気的には、レガシー エリータワンのリデコとかでいけそうなんだけど、バイクへの変形が必須なら、同じくレガシー プライムアーシーの大幅リデコでいけるかな? といったところで、今回は終了。 またのご訪問を。