放置竹林問題に取り組む!竹のサイクルラックで課題解決をはかるクラウドファンディングに挑戦中!
大原野保勝会では、管理されず荒れてしまった「放置竹林」を解消するために、放置竹林の竹を活用したサイクルラックを作り、京都西山(京都市西京区洛西地域、京都府向日市、長岡京市、大山崎町)の豊かな自然環境を守るとともに、サイクリングで観光しやすくするための設備も整えるという画期的な取組を始めます!
その取組を実現するためのクラウドファンディングに挑戦中です!!
皆様からの温かいご支援をお願いいたします。
【募集期間】2022年10月31日(月)23:00まで
【目標金額】第一目標額 350,000円 第二目標額 400,000円
【募集サイト】https://readyfor.jp/projects/105710
< 放置竹林問題って? >
放置竹林とは、もともとはたけのこ栽培のためなどに植えられた竹林が管理されなくなり、放置されてしまったものです。
放置される原因はさまざまですが、輸入タケノコの増加や竹製品の利用の減少、さらに担い手の高齢化による減少など、近年、放置される竹林が増えています。
放置竹林の竹の根は周囲へと侵出し、そこに生育する樹木の健全な成長を阻害します。 また、多くの植物は竹より背が低いために陽光を遮られ、やがて枯死していきます。
そのため、放置竹林の拡大を防止すること、伐採した竹を資源として有効活用することが重要な課題となっています。
<竹って有効活用できるの?>
竹は木と比べると再生力に優れており、木を原料とする他の素材よりも持続可能な素材で、世界的に問題になっている森林破壊や地球温暖化、気候変動対策にも有効であることから、近年注目されています!
<京都西山の自転車観光って?>
京都西山エリアは、二次交通が不足しており、鉄道各駅から観光スポットまでや、観光スポット間を行き来するのが難しく、観光振興を進める上での課題となっていましたが、「京都西山ヒルクライム参拝!」という自転車で寺社を巡っていただく事業を実施したところ、参加者が400名を超えました。
この事業をきっかけに何度も京都西山にお越しいただくようになるなど、サイクリストにとっては、京都西山エリアは不便なエリアではなく、むしろ魅力的なエリアとして認識されていることが分かりました。
自転車の有効活用は、環境にも優しいだけでなく、二次交通の不足問題の一つの解決策にもなりえることから、今後、サイクリストの受入環境をソフト・ハードの両面から整備していきたいと考えています。
< 今回のプロジェクトの内容は? >
ずばり、「放置竹林の竹を活用したサイクルラックの製作」です!
放置竹林を地域資源と生まれ変わらせる取り組みの第一弾として、放置竹林の竹を活用したサイクルラックを製作する事業を立ち上げ、安価で誰もが簡単に組み立てることができる「竹製サイクルラック製作キット」の開発に取り組みます!
これにより、放置竹林の解消につながるのはもちろん、サイクリストが訪れたときに自転車を安心して置ける場所ができ、自転車観光の環境が整います。
< 集めた寄付の使い道は? >
京都西山エリアにある放置竹林の竹を伐採し、竹林の環境整備を行いつつ、切り出した竹を使って「竹製サイクルラックの試作品」と「竹製サイクルラック製作キット」の開発、製作経費として使用させていただきます。
< プロジェクトの展望・ビジョンは? >
竹は農薬や大量の肥料も不要で、環境に優しく、かつ安価で安定して手に入りやすい素材です。その竹が京都西山エリアには豊富にあるうえに、放置竹林の竹を有効活用することから、仕入れ単価を抑えることができます。
さらに、今回のプロジェクトには竹に精通したNPO法人や企業が、本事業の趣旨に賛同していただいていることから、事業を継続させ、さらに発展させていくことが可能です。
全国的にみても、竹のサイクルラックを設置する店舗などはあるものの、単独の取組となっており、行政界を超えて広域での連携事業として行っているところは存在しません。
京都西山エリア全体で共通のデザインを採用したサイクルラックを設置することで、サイクリストの受入環境を整備し、サイクルフレンドリーなエリア(自転車ならより一層楽しめるエリア)のイメージを浸透させることで、京都西山エリア全体の交流人口の増加、観光振興に繋げていきたいと考えています。
皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
<実施報告>
皆様からサポートいただいた資金をもとに、放置竹林の竹を使ったサイクルラックを制作、長岡天満宮の境内に設置いたしました。
事業趣旨に賛同いただき、サポートしていただいた皆様、本当にありがとうございました!