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いしいちゃん@日常

夢運ぶ揺籠 僕達を乗せて(夏の終わりと喫茶店OPENのお知らせ)

2022.09.18 15:10


すっかり日が短くなってしまいました。


あー、あー、、

夏がほんとうに終わってしまう。



私にとっての夏。

アニメや漫画でよく見るような、茹だる暑さの中みんなで冒険したりヘトヘトになるまで遊んで虫の声を聞きながら夜道を歩いたり運命の出会いがあったり、そういう展開を夢見ながらも現実はこんなもんやと悪態ついて一人クーラーの部屋でアニメ見ながらネットサーフィン、遊びに誘ってくれる友達はいない夏祭りは知り合いに会うの嫌だから行かない、学校の宿題は好きなやつはやるけどそれ以外はギリギリまでやらなくてママに毎年怒られます。そんな感じの夏。学生時代の夏。


演劇を始めてからというもの私の生活は一変して、常に目の前に作品と役があり、終わらない宿題に取り組み続けるみたいな、でもそれがそんなに苦じゃない宿題なんだよなーみたいな、とにかくノンストップで芝居を追いかけてきました。

暑い中稽古場向かって、汗だく稽古して、周りには座組のみんながいて、芝居談義しながら夜道を帰るんです。あぁー、私の居場所…私の居場所…ここだったんだァア……


というようにとんでもない感動と居場所を見つけた嬉しさで目まぐるしく日々は過ぎてゆくもんでした。もしかして私、青春やり直せる…?こんな夏は初めてだ、周囲を憎んでばかりで自ら何も行動しようとしなかったかつての私とはサヨナラなんだ、この作品に夏を捧げよう、私の初めてだらけの夏を応援してください、、いろんなことを皆に言ったりしました。

何かに夢中で取り組んでいないとすぐ昔の自分が出てきてしまうから、夏はお芝居をしたかった。



だけど今年はしなかったんですよね。

イベント等はありましたが大きな舞台出演は無く、田舎に引きこもってボーッとする時間をつくってみたんです。昔に戻ったみたいでした。


何度も何度もセルフネガキャン失礼。でも私は私のこと本当にそう思っていてですね…

空気は読めず協調性も壊滅的に無いのでKYと言われ続けて俗世間に興味は無くてマジでどうしようもなかった学生時代です。

あの頃、私本気で居場所など無いと思っていたから、いま全て個性として受け入れてくれる芸能そして芝居の場に心を奪われてしまったわけなんですが、、、


なんというか…今回の帰省を経て、いや特段そんなこともなかったのかもしれないと少し思ったのですよね。これは前者に掛かっています。


ずっと居場所はあったんですよね私が気付いていなかっただけで。何をムキになっていたんだろうあの頃の自分は。だって実家に帰ったら話を聞いてくれる家族がいてご飯も美味しくて妹は一丁前に恋バナとかしてきて猫は可愛くて久々に会った高校の同級生は私のことを覚えていてくれた。

なんかそのことにここまで生きてようやっと気付いてマジでマジでマジでマジで私は馬鹿だったなと思って…でも東京でお芝居をしなかったら一生分からなかったことかもしれないとも思ったんですね。


実家で親と色んな話をして、田舎の住んだ空気を吸って、猫と昼寝して、ママのご飯食べて、夜は虫の声を聞きながら散歩して、時々配信してみんなとお芝居の話をして、





そして脚本を書いた。






今年の夏は主にそんな夏でした。


演劇が居場所と思ってた。実際東京は凄かった。後悔していません。

でも地元にも居場所あったっぽい。

都会も田舎も、どっちも大切な私の居場所になっていたんですよね、これは本当に凄い気付きでした。(故に別の悩みも増えましたが)




みんなの居場所は何処でしょうか。

インターネット?分かります。

推しの配信?分かります。




ちなみに演劇などはどうですか?

観劇は難しい趣味ではないよ。

良かったら現場に来てみてください。


たとえ一時であっても、居心地の良い素晴らしい場所、居場所を提供できるように現在心を込めて作品作りに取り組んでいるんです。



私にとっての新たな夏の在り方が、新たな物語へのインスピレーションになってくれました。




2022年10月 神楽坂にて、
《喫茶・まほろば庵》がOPENします。


徒然デコレート第2回公演
10/20(木)-23(日)
舞台『まほろば庵へようこそ』
@メルシアーク神楽坂
脚本:石井未来 演出:田原遥菜


ぜひ、ご来店お待ちしております。