3月4日バウムクーヘンの日（1919年）

2018.03.03 21:00

日本にユーハイムが出来たのは、まさに奇跡！　セレンディピティが奇跡を産んだ！

1919年3月4日、広島県で行われたドイツ作品展示会で、カール・ユーハイムが日本で初めてバウムクーヘンの製造販売を行った事からユーハイムがバウムクーヘンの日としました。

カール・ユーハイムは、ドイツでお菓子作りの修行をしていました。菓子店協会の会長に勧められ、ドイツの租借地である中国に引っ越します。そして自ら喫茶店「ユーハイム」を営業するようになりました。

その後、第一次世界大戦がはじまると、日本軍の攻撃を受け、ユーハイムは非戦闘員であったにも関わらず、捕虜となり、大阪に移送されてしまいます。

その後、広島に移送されると、ドイツ人捕虜が作った作品展示即売会が開催される事になり、彼はバウムクーヘンを作り好調な売れ行きを見せたのです。

もし、彼が中国行きを決定していなかったら？

捕虜として、日本に来ていなかったら？

広島で展示即売会が開催されなかったら？

今の日本でのユーハイムの歴史はもちろん、バウムクーヘンという人気のお菓子も日本で広がりをみせなかったかもしれません。

彼は、苦しい思い、つらい思いをしながらも、頑張ってくれたからこそ日本人の笑顔を作り続ける事ができたのでしょう。

偶然起きてしまった第一次世界大戦。

偶然にプラスの感情やマイナスの感情があるかもしれません。いずれにしてもその感情に踊らされる事なく、「ひとつ先の夢」を見る事で、ご自身の夢が広がります。

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