今更だけど血圧の上下とは?
こんにちは。
与野駅、さいたま市中央区下落合から通える中高年専門のセミパーソナルトレーニングジムです。
本日は血圧の上下について説明していきます。
私たちの身体には数多くの動脈がはりめぐらされています。
その動脈には心臓から送りだされた血液が流れ、全身に循環し酸素や栄養素などを全ての細胞にくまなく運んでいます。
そのとき血液の流れが動脈にかける圧力のことを血圧と言います。
心臓が収縮すると血液が全身に送られて動脈壁に圧力がかかります。
このときの血圧を収縮期血圧と呼びます。
もっとも血圧が高い状態なので上の血圧と呼ばれます。
反対に心臓が拡張するときは全身から血液が心臓に戻ってきます。
しかし心臓から血液は送り出されないので、血圧がいちばん低い状態になります。
このときの血圧を拡張期血圧と呼びます。
これが下の血圧になります。
私たちの血圧は常に変動しています。
あまり活動をしない睡眠中、臓器はそれほど血液を必要としません。
しかし、日中の活動時には、さまざまな臓器が酸素や栄養を必要とするので血流がふえ、血圧は上がります。
心臓と動脈、血液、血圧の関係は主に
心臓がポンプ
動脈がホース
として例えられます。
ま、つまりこういう事です。
・ホースを流れる水が血流
・流れる水の強さが血圧
というわけです。
それでは、血圧が高くなるというのはどんな状態なのでしょうか??
血圧が高くなるのは
「血管が縮む」とき、
または
「血液の量が多い」ときです。
まず血管が縮むのはホースの水にたとえると、
「ホースをぎゅっと細くする」のと同じです。まず、ホースが正常な状態より細くなった状態を思い浮かべてみてください。
ホースをつまんで細くすると水の流れは強くなります。
高血圧はホースをぐっと握って勢いよく水が出ている状態と言えます。高めの血圧が血管に負担がかかることがお分かりいただけるでしょう。
あと、血液の量が多いのは
「蛇口を開いて流れる水の量を増やす」のと同じです。
年齢と共に血管の老化が進むと、血管の弾力がなくなり血圧は上がりやすくなります。
高めの血圧を放置すると血管の老化に拍車をかけ、動脈硬化などを招く原因になります。
水道ホースは時間がたつと固くもろくなり使えなくなります。
ホースはホームセンターなどで買い替えればよいですが、ヒトの血管は買い替えるわけにはいきません。
動脈硬化がすすまないように予防することが大事になってきます。