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ショッキングホラーミュージアム(姫路セントラルパーク)

2018.03.10 09:35

姫路セントラルパーク

 姫路セントラルパークにある常設のお化け屋敷だが、かなりレベルが高い。常設のお化け屋敷としては、最高レベルだと思う。もう1つ、風の城で死霊城というお化け屋敷もやっているけど、そちらは繁忙期のみの開催。今回はやっていなかったので、そちらはまたの機会に。隣にあるミラーナの心理迷宮と同じくコナミの制作だが、ワンダーエッグからの移設ではなく、ここのために作られたオリジナルとなっている。

 入り口では小さな懐中電灯を渡される。これがないと何も見えないレベルで館内は暗い。最初にプレショールームのようなテレビのある部屋が2つ並んでいる。おそらく初期ではここを利用して交互に出発させていたのだろう。残念ながら、今では何の仕掛けもない。電気会社の社員として、停電した博物館のブレーカーを上げていくという設定で、ブレーカーのスイッチを押すごとに仕掛けが起きるという算段。完全に押さないと進めないようになっているのは1ヶ所だけだったが、当然、スイッチがあれば押したくなるというのが人間の心理というもの。押すと何か起こるのはわかっているけど、やっぱり押したい。その緊張感が面白い。そして、何より博物館としての雰囲気作りが良くできている。作り込みのレベルはディズニー以外だと見たことがないレベルの高さだと思う。そんな中でも、あきらかにスタッフが最近加えたであろう某100円ショップで買ってきたような造形もあるのだが、その姫センらしい雑然とした感じが、このお化け屋敷においてはプラスの方向に働き、良い印象すらもたらしている。怖いというよりも、進みながら、次はどんなのが待っているのだろうと素直にワクワクできた。これはオススメ!

 最後に懐中電灯を返すカゴがあったので、そこに入れようとしたのだが、気の早いスタッフが手を伸ばして取りに来たので、思いっきり驚いてしまった。怖さという意味では、1番の恐怖ポイントは間違いなくそこだったけど、それ以上の魅力がある質の高いお化け屋敷だった。思わずループして、2回目は倍近い時間、居座ってしまった。それでも、ずっと貸し切り状態だったので余計、楽しかった。


A


序盤は荒れた感じの廊下が続く
明らかにダ○ソーっぽい物がちらほら
ブレーカーのスイッチを押すと…
懐中電灯の明かりがないと本当に何も見えない
中盤は大きな展示品が動く
後半は少し明るくなり、笑える系の仕掛けがある
博物館の雰囲気がしっかり出てる