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TOSSYのちょっとしたつぶやき

リアリズムとロマンチシズムとの狭間で。~J2リーグ開幕戦東京ヴェルディ戦レビュー~

2018.02.26 23:30


2018.2.25(日)

J2リーグ第1節@味の素スタジアム

14:03キックオフ


東京ヴェルディ 2-1 ジェフユナイテッド千葉


【得点】

後半3分 ドウグラス・ヴィエイラ(ヴェルディ)

後半41分 ラリベイ(千葉)

後半45分 畠中槙之輔(ヴェルディ)



【退場】(千葉)増嶋竜也(前半9分)



東京ヴェルディ スタメン


GK上福元

DF田村、畠中、井林、奈良輪

MF内田、渡辺(→李栄直)、梶川(→林)

FW藤本(→井上)、アランピニェイロ、ドウグラスヴィエイラ



SUB GK柴崎/DF若狭/MF佐藤優平/FW高井



ジェフユナイテッド千葉 スタメン


GKロドリゲス

DF山本(→小島)、近藤、増嶋、高木

MF熊谷、矢田、茶島、町田(→鳥海)、為田(→指宿)

FWラリベイ


SUB GK佐藤優也/DF溝渕/MF佐藤勇人/FW船山




Review

互いに持ち味を出し切ったオリテン同士の対戦は緻密な戦術がハマったヴェルディの勝利。ジェフは数的不利の中奮闘も終盤のセットプレーに沈む。



試合は開始10分もしないうちに千葉DF増嶋がヴェルディFWドウグラスをペナルティエリア近くで倒してしまい一発退場。

高いラインを敷く千葉の隙を突くヴェルディの裏をとるボールの対応のマズさが露わになった。



開幕戦の雰囲気なのか、「相手の様子を見すぎてしまった」(千葉・エスナイデル監督)のか、ヴェルディのボランチやセンターバックに厳しくプレスに行けず自由な時間を作らせてしまった。



守備の重要なピースを失い数的不利になってしまった千葉は、町田也真人を下げてルーキー鳥海晃司を投入しバランスを取ることに。



ヴェルディの執拗なマークやプレス、的確にスペースを埋めるポジショニングでラリベイにはボールがなかなか集まらず。

高木利弥や山本真希がサイドに開きボールを展開するもヴェルディの守備に嵌ってしまう。



鳥海投入後に矢田旭をボランチの位置に下げ、中盤でのボール保持を狙う作戦に。

矢田が1列下がりヴェルディ陣内での中盤のスペースを突けるようになり攻撃のチャンスも増えた。



後半早々にヴェルディFWドウグラスに高いジャンプからのヘディングでシュートを決められ失点。

ヴェルディ左サイドのDF奈良輪雄太への詰めが甘かった故の失点だった。



起点を作れずボールロストの目立った千葉は、サイドでゲームを作れなくなり運動量が低下したMF為田に代えFW指宿を投入。

後半でも矢田旭がボランチの位置に入るダブルボランチの形をとることに。



指宿が二列目以下に下がってボールを受けることでラリベイへのボール供給やサイドへの侵入回数が増えた。



後半41分にGKロドリゲス→ラリベイ、指宿のツートップから茶島のクロスにラリベイが斜めから走り頭で合わせ同点に。

しかし後半ロスタイム、ヴェルディのコーナーキックからDF畠中に決められ勝ち越される。

J2リーグ開幕戦を勝ち点取れずに黒星で終わった。



Impressions

ジェフは2018シーズンを黒星でスタートした。

自動昇格を狙う上で勝ち点を失ってしまったことは痛い。



前半の増嶋竜也の退場に関しては後日DAZNで確認したが、レッドカードを出すには微妙な判定だったかなと思う。

相手のFWが狙って倒れたようにも見えたが、主審の位置では危険な判断とみなされてしまったのだろう。



何はともあれセンターバックの退場で大きく流れが変わってしまったのは否めない。

試合を通してヴェルディの狡猾さに手を焼いてしまったかなと思う。



継続+進化を目指すエスナイデルサッカー。

新加入選手との融合はまだ模索中。

攻撃での詰めの甘さ、試合運びの危うさから、未だにチームがいまいち歯車が噛み合わない場面があるのかなと感じた。



そして指宿投入で同点までの流れが良くなり、アウェイでの勝ち点が見えた中での失点。

数的不利の状況でここ数年アウェイでの戦績が悪いジェフにとっては勝ち点を取ることは万全の策だったはず。



ホーム開幕戦で絶対勝ちたいヴェルディにとっては引き分けは相当ダメージになっていただろう。

長いリーグ戦で相手に効果的な勝ち点を奪えなかったことは猛省すべきだ。



エスナイデル監督はどちらかというとロマンチスト。

とあるインタビューで「自分のやり方を変えるつもりはない」と公言してるくらい頑固な印象だ。




攻撃においては強さを見せているので問題はないと思う。

新加入選手との融合はしばらく時間をかけねばいけないのかな。



ロマンチシズムだけでは厳しいJ2リーグは戦えない。


今まで昇格してきたチームはリアリズムを持ってきた。

ロマンチストに入る風間八宏率いるあの名古屋グランパスでさえ、プレーオフで現実的な戦いをしてきた。

ジェフは悉くリアリズムのあるチームに敗れてきたでしょ。



サポーターの大多数がこのロマンチシズムの大船に乗っている。

いろんな困難がある中で果たして乗り切ることができるのか…



次戦のホーム開幕戦、絶対に勝とう。

それでは。