イチゴ栽培管理~台風通過後の対策について
2022.09.20 00:30
平素は茨城生科研に対し、多大なる御支援とご愛顧を賜りまして、誠に有難く厚く御礼を申し上げます。
台風14号の通過に伴い茨城県内でも所々大雨に見舞われているところあります。
事務所所在地の笠間市押辺地区も、ときより激しい雨が打ち付けてきております。
今日(20日)の午後も強雨の予報が出ておりますので、ちょっと心配です。
さて、その台風14号の影響で、イチゴの苗に被害が出ていないか?また、圃場の冠水やベッドが崩れてしまってはいないか気になっております。
万が一、苗や圃場に被害が出てしまった場合は、下記を参考になるべく早い回復を図るようにしてください。
まず、苗にダメージが出てしまった場合
1)出蕾している場合、奇形果予防のために「ホップアップ300倍」+「カルタス300倍」を3~5日おきに頂花の開花終了までの間、葉面散布してください。
2)この時期の湿気は、不受精果やうどんこ病などの原因になります。台風通過後のハウス内が過湿状態にならないよう気を付けてください。
圃場が冠水したり、ベッドが崩れてしまった場合
1)ベッドの崩れた部分に適量の「スーパー酸素」を撒き速やかにベッドを直し、その後「粒状チャンスSX」をベッド上にスジ状に1袋(15kg)/10aを目安に施用してください。
ハウスに屋根がかかっていない場合
強い雨に打たれてしまうと、ベッドの中の肥料成分が流れてしまったり、葉の中の養分が気孔から流亡してしまったりします。大雨の後は必ず下記を参考に追肥を行ってください。