2022.9.18 八森山
令和4年 9月18日(日) 参加者:8名 ガイド:近田
コース:萩野コース
新庄市北部の萩野地区から入り、一杯森という山を経由して八森山(西峰)を目指しました。
国土地理院の地形図上の登山道は一部廃道になっていて、利用されている登山口は地図とは
別の場所にあります。林道が一部えぐれているので、登山口より手前に駐車して登山口まで
15分歩きました。最初は森林を管理するための管理道から歩き始め、登山道にとりつくまで
はちょっと急なところもありますが、登山道に出てみれば、広葉樹林の美しい森歩きが始ま
りました。杉の伐採地に広葉樹林を植樹した森だそうで、広葉樹林がもたらす豊かさを感じ
られる場所でした。登山道はずっとブナの森の中を通っていて、木洩れ日も美しく、また風
が終始ちょうど良く吹いていてくれて、とても快適でした。一杯森からは鳥海山が見え、目
指す八森山も近くに迫ってきました。ここから沢(曲沢)まで一度下り、八森山(西峰)の
山頂を目指します。標高975mの一盃森から曲沢まで約100m高度を下げ、そこから約200mを
登り返しました。八森山(西峰)に着けば北西側以外は雲が覆っていましたが、鳥海山がぽ
っかり浮かぶように見ることができました。最上町の薬師原口から八森山に伸びる稜線や、
今回歩いた曲沢から八森山に伸びる稜線を見ると、神室連峰の急峻さを実感します。それで
もブナの美林に癒されながら「ぶら下がり健康"木"」にぶらがってみたり、ブナに腰かけてみ
たりして楽しんで歩けました。季節がキノコのたくさん見られ、帰りに見つけた「アカヤマ
ドリ」は立派でした。写真ではお菓子と手で大きさが分かるように撮ってみましたが、大き
さが伝わりますでしょうか?白っぽいランプのようなキノコは「フクロツルタケ」かなぁと
思います。登山者が少ないせいか道が一部「コケの道」となっていて、道端や木に付いてい
た苔もとても綺麗でした。