Plant-based Food Diet Therapy ワンポイントレッスン186 酵母と酵素、どう違う??
こんにちは!みゆきです。
昨日、酵母作りのフリーワークショップを
やらせて頂きましたー!
とっても楽しかったです💓
一人で仕込むより
画面越しでも一緒のお喋りしながら
仕込むのでは、楽しさが2倍にも3倍にも
膨らみます💓
今回それぞれの変化や味を楽しんでもらおうと
3種類のフルーツを仕込みました!
これで酵母ちゃんを育てていくのです。
昨日の夜仕込んで、今朝の状態です。
レーズンはお水が早速濁ってきました。
林檎も薄く黄色に色づいています。
ブラックベリーは特に変化なし!
糖度が多いほど、活発に分解されていくので
ブラックベリーは糖度が低いのかもしれません。
参加して下さった方のお住まいも
全然違うので、気候の違いと共に
変化を楽しめそうです😊
さて昨日、一つ分かりにくい点で
「酵素」と「酵母」の違いがあったので
ここで書かせてもらおうと思います。
酵素と酵母はどう違う??
皆さんは理解できていますか??
根本的に違うのが
「酵母」は、微生物くん
「酵素」は、タンパク質くん
という事なんですね。
酵母は単細胞の生き物ですから、
増殖していきます。
酵素はタンパク質という成分なので、
体内に入ると、腸内で食べ物を
消化・分解してくれる物質になる。
つまり生命体ではない!
ここが大きな違いです。
よく市販で売られている「酵素ドリンク」は、
野菜や果物を発酵・熟成させたドリンクを
言います。
酵母が発酵していく中で、酵素を発生するので
そういったドリンクを酵素ドリンクやジュースと
言って売られているのです。
ようは、
酵母は酵素の産みのお母さんなのですね。
ところで、
市販されているフルーツや野菜といった
ドリンクの酵素は、生きているのでしょうか?
一般的に、市販のドリンクは、
熱処理をされているので、
酵素は死んでしまっています。
〇〇〇野菜ジュースもそう。
ですので
出来るだけ新鮮な搾りたてジュースが
良いのです。
えー??でも発酵させてないじゃん!
ですよねーふむふむ。
元々、フルーツにはタンパク質分解酵素が
含まれていて、特に、パイナップルやキウイ
フルーツには、それが豊富に含まれているのです。
ですので、
例えば豚肉の塊をパイナップルジュースに
漬け込むと、お肉が柔らかくなりますよね。
それは、
タンパク質分解酵素が働いてくれているから
なのです。
なので、
ジュースの酵素をそのまま摂りたい時は、
出来るだけフレッシュ搾りたてが一番!!
というわけです
でも、もっと酵母を育てたーいという時に
こうして、酵母エキスを作っていき
それを更に発展させて
日本酒を作ったり、ワインを作ったりと
それぞれ合う酵母を選んで
色々なものを作り出したのです!
ヒトの叡智ってすごいですよね!
その代わり、酵母エキスが出来上がる頃には
元のフルーツの美味しさはゼロ😅
でもでもなのです。
それら搾りカスだって立派な役割を
しているのを、皆さんもご存知でしょう??
酒粕がまさにそうですよね。
酵母エキスのカスは「捨てる」と、
一般的に言われていますが
世の中には色々実験されている
素晴らしい人がいて
酵母エキスを取り出した後の
ふにゃふにゃレーズンを少量のお水と一緒に
ブレンダーで液状に。
それを水分調整して
粉類と混ぜてパン作りをしている人がいましたー🥖
そして、
問題なくちゃーんと美味しそうなパンが
出来上がっていましたよ👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻
これで食材を余す事なく使えますし、
(他にも利用できますよ)
という事は
お味は美味しくなくても
フルーツ自体も酵母の塊ってことになりますよね。
私は自己責任で
酵母エキスを取り出した後の苺などを
フェイススクラブやハンドスクラブなどにして
活用するんですが、
理に適っていたーと思った次第です!
もちろん
出来立てほやほやフレッシュなうちに
使いましょうね!
菌ちゃんの凄さ知って
是非活用してもらえると嬉しいです!
みゆ♥️
〜今日のおまけ〜
先日、人参と林檎のラペを作りました!
ラペとは元々は「すりおろし」を意味。
今はフランス語で「千切り」「細切り」を指す、
つまり、人参の千切りサラダです♥️
人参嫌いの夫にも食べてもらえるように
林檎を入れて、ドレッシングはちょっと甘め。
ブルーベリー酵母エキスも使っています!