博報堂シニアビジネスフォース×趣味人倶楽部 ペットとの生活の質(QAL)調査
ペットと暮らすシニアの約8割は、ペットを飼うことで
笑顔・会話が増え、心にハリが生まれ、孤独感が癒される傾向に。
ペットの支出は4.3万/月。食費(1.1万)と医療費(1.0万)で約半分を占める。
株式会社博報堂のプロジェクトチーム「博報堂シニアビジネスフォース」は、株式会社オースタンスのシニア領域においてアカデミック・ビジネス分野の専門家と調査・研究を行う「シニアDXラボ」と共同で、国内最大級のシニア・中高年を対象としたコミュニティサービス「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員を対象に、ペットと暮らすシニア層*に対し、ペットとの生活の質(QAL=Quality of Animal Life)について2022年8月に調査を行いました。なおこの調査は、ペットの実態に関する知見の点で、獣医療起点でペットビジネスをサポートするスタートアップスタジオの株式会社QAL startupsに協力いただきました。調査結果の主なポイントをご紹介いたします。
*ペットと暮らすシニア層=現在犬か猫を飼っている60歳以上の男女
【主な調査結果】
■ペットと暮らすシニアの約8割は、ペットを飼うことで笑顔・会話が増え、心にハリが生まれ、孤独感が癒される傾向にある。
ペットを飼うことで得られる生活の豊かさは「笑顔・会話が増える(84.3%)」「心にハリが生まれる(80.3%)」「孤独な気持ちにならなくなる(78.5%)」
■シニアがペットに費やすお金は4.3万/月。食費(1.1万)と医療費(1.0万円)で、出費の約半数を占める。
■QAL(ペットとの生活の質)を高めるために実践していることは「スキンシップを取る(77.0%)」「栄養バランスの取れた食事(73.4%)」「適度な運動(61.7%)」「定期健康診断を受ける(61.7%)」「スキンケアを行う(58.8%)」
■ペットと暮らすシニアの自身の加齢に伴う不安として「治療費の高さ(76.6%)」「ペットを置いての外出(70.4%)」「災害時の処遇(66.4%)」「ペットロス(60.6%)」「自分にもしもの時があった時のペットの処遇(59.5%)」等が挙げられた。
■ペットとの生活を充実させるサービスとして「動物病院比較サイト(45.3%)」「ペットと暮らせるケアハウス(44.9%)」「ペット信託* (40.5%)」等が挙げられた。
*ペット信託:生前に相性を確認したうえで、自分の死後ペットの面倒をみてくれる人を見つけるサービス
リリースの詳細はこちら▼
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2022/09/20220916_1.pdf
【調査概要】
○調査名:ペットに関するアンケート
○実施期間:2022年8月4日(木)~2022年8月15日(木)
○調査対象:趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)会員https://smcb.jp/
○回答数:1019名(うち60歳以上(738名)及びペットオーナー(281名)を分析)
○調査主体:博報堂シニアビジネスフォース、株式会社オースタンス「シニアDXラボ」
○調査実施機関:株式会社オースタンス「シニアDXラボ」
【調査主体】
博報堂シニアビジネスフォース
博報堂が⾧年培ってきた「生活者発想」を「100年生活者発想」へと拡張し、個々のシニア層を深く洞察し、新しい価値観を創造するシニアビジネス実働部隊。20年間蓄積したオリジナルの調査データ、エキスパート人材、企業やメディアとのネットワークでシニアマーケットの課題解決を目指します。
博報堂シニアビジネスフォース:http://hakuhodo-seniorbussiness.com/
株式会社オースタンス「シニアDXラボ」
シニアDXラボは、ITを活用して、シニア世代の生活にポジティブな変化を生み出すための、未知の知見の発掘・提言をミッションとしています。
「趣味人倶楽部」を含めたオースタンスが運営するサービスや、行政・企業との協業で得た、膨大なシニアの行動データや、事業開発やマーケティングの課題解決の知見を元に、シニア領域に特化した専門家に参画いただき、共同で研究を行います。
シニア世代の行動の実態、その裏に隠されたインサイトやジョブ、シニア向けのビジネス活動を行う上で、有益になる示唆や参考になる調査データを発信して参ります。
シニアDXラボ:https://ostance.com/lab/
【調査協力】
株式会社QAL startups
獣医療起点でQAL(ペットとの生活の質)の向上に貢献する製品・サービスを次々と開発し、事業化する、ペット領域に特化したスタートアップスタジオ。
株式会社QAL startups:https://qalstartups.co.jp/