長谷川富三郎さんに迫る作品づくり
2018.02.26 03:00
長谷川富三郎さんの作品と、
明倫AIRの招へいアーティスト久保田沙耶さん、中村絵美さんの作品が、
向かい合わせに展示されています。
私が興味を持ったのは、ある農具へのアプローチです。
長谷川富三郎さんの作品は、因幡の源左さんの言葉に農具を描いたもの。
ほおの木の板を彫って、墨をつけ、紙に写し取っています。
そして、同じ農具を描いた久保田沙耶さん(絵)、中村絵美さん(詩)の作品。
おなじほおの木の板を使用し、
ファブラボとっとりmidに配備されている卓上レーザー加工機にて文字を掘り、
木を焦がし、絵を浮き上がらせています。
そして、同じ建物内に展示されている、実際の農具。
両者の作品を鑑賞した後だと、より詳しく観察し、
よりリアルに使用していた当時のことに思いをはせてしまいます。
展示は平成30年3月11日まで。
ぜひお出かけください。
里田