三代目❤夢小説 『直己編③』
2018.02.25 22:30
「お言葉に甘えて…」
その背に寄りかかると、私の足に手を添えて、彼はゆっくり立ち上がった
無意識に震えているのが彼に伝わったようで…
「俺、変なことできる人間じゃないんで…安心して下さい」
男らしく誠実な声で彼が囁いた
「はい、ありがとうございます」
彼に背負われて見る風景は、いつもとはまるで違っていた
「背が…高いんですね」
「高い所、怖くないですか?」
「ええ、平気です」
浴衣姿を見ているだけでは、わからなかった…
鍛え上げられた筋肉…
役者じゃなくて、アスリートのような体つき…
彼は鼻緒が切れた私の下駄を持って歩き始めた
つづく
夢小説です。
ヒロインに名前はありません。
ヒロインになった気分で読んでみて下さい。