レッドチコリおでん
今月のおすすめ野菜
レッドチコリ
キク科キクニガナ属の多年草で、原産地は地中海沿岸、中央アジア。日本では、菊苦菜(キクニガナ)とも呼ばれます。日本には明治時代初期に伝えられましたが、苦味が強いため、当初は普及しませんでした。食べやすくするために、ある程度成長した後、日光に当てずに栽培する軟白処理を行なって、くせの少ない芽の部分を食べることが多い野菜。また、根を乾燥させて焙煎したものは「チコリコーヒー」として利用され、ヨーロッパでは古くから飲まれています。
チコリーの仲間は非常に多く、食べる部位も葉・花茎・芽・根と多岐に渡ります。例えば、レッドチコリは主に葉を食べ、チコリー・イタリコの仲間。茎部分がうっすらと赤いのが特徴です。フランスのトレビスや、イタリアのラディッキオなども、やはりチコリの仲間です。
栄養も豊富で、チコリ酸という独特の成分の働きにより、肝臓機能の向上や解毒作用の促進が期待できます。また、食物繊維と水溶性の食物繊維イヌリンが多く含まれているため、腸内環境の改善や動脈硬化の予防にも有効であるといえます。さらに利尿作用があり、腎臓を浄化して腎機能を高め、余分な水分や老廃物が体外に排出されることで、むくみの改善が期待できます。
材料 (4人分)
レッドチコリ(ベビー)50g
かつおだし 4カップ
しょうゆ 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1と1/2
塩 小さじ1/2
大根 1/2本
ゆで卵 4個
ちくわぶ 1本
こんにゃく 1枚
厚揚げ 1枚
ウインナー 8本
作り方
1. レッドチコリは水洗いし水気を切る。プチトマトは半分に切る。
2. 大根は5cm厚さに、こんにゃくは三角に切って4等分し、ともに下ゆでする。ちくわぶは8等分に斜め切りする。
3. 大きめの鍋にだしを入れ、調味料を加えてひと煮立ちさせる。残りの材料を入れて弱火で30分以上煮込む(長く煮込むほど味が染みておいしくなる)。
4. 好きな具材をお皿に盛り、レッドチコリをのせてだしをかける。好みで黒こしょうをふる。