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富岡ふれあいまちづくり委員会【岐阜県関市】

砂漠のバラ

2018.02.26 02:12

 関市東本郷町の加藤元幸さん(70)は、珍しい石を集めているとのことでしたので、お宅を訪問しました。色んな石を収集されている中で、見せていただいたのは、「砂漠のバラ」と呼ばれる石でした。

 石の収集と言えば、菊花石をはじめ、化石、水晶、あるいは川で拾った変わった形の石かと思いきや、写真でもわかるように、一見して「これが石ですか。」と言いたくなる不思議な形の石でした。

 加藤さんによると、小学生の頃に、鉱物図鑑で「砂漠のバラ」の石を知り、石に興味を覚えたそうです。大人になってから、少しずつ「砂漠のバラ」も集めたとのことです。

 加藤さんの説明や資料によりますと、「砂漠のバラ」は、アフリカやアメリカ・メキシコの砂漠にしかない珍しい石で、日本では発見されていなとのことです。砂漠の中でもオアシスなど水の出るところ、以前、水があったところから発見されています。

 「砂漠のバラ」は、石膏(硫酸カルシウム)でできたものと、重晶石(硫酸バリウム)でできたものがあるようです。水が蒸発するときに、これらの鉱物の成分が乾燥して結晶化されるときに形成されるとのことです。ちょっと茶色に見えるのは、固まるとき砂漠の細かい砂がまじるからそうです。