2022/09/12 決算特別委員会市民文教分科会 古内議員の質問
こちらの文字起こしは、相模原の学校給食をよくする会作成したものです。文字起こしにはUDトークを使用しています。
相模原市議会が作成した会議録ではありませんのでご了承ください。
◎古内議員
学校給食あり方検討会でどのような方向で実施方式の議論が進められているのか、改めて確認させてください。
●学校給食課長
学校給食あり方検討委員会、外部委員会を設置をさせていただいて実施方式も含めたご議論をいただいているところでございます。
実施方式といたしますと、デリバリー、親子、自校、センター、4つが主な方法でございますけれども、中学校給食の方向性というものをまずあり方検討委員会の中でご議論いただきまして、「全員喫食の実現性」であるとか「早期実現」、それから「持続可能性」、それから、「適温提供」、「食育」この五つの視点を重要な視点ということでそれぞれの実施方式について評価をいただいているところでございます。
結果としてはセンター方式を基本とするというところが中心に議論が進められているというところでございます。
◎古内委員
以前の答弁ではですね、センター方式と自校方式の併用も想定していたと承知しておりますけれども、学校給食あり方検討委員会では、なぜ自校方式は基本的な実施方式とならなかったのでしょうか。
●学校給食課長
今年度、業者に委託をいたしましてデリバリーを実施している30校全ての詳細な調査をさせていただきまして、自校方式ができるところ・できないところの選別をさせていただいたところでございます。
その結果によりますと、問題なく給食室が建てられるというのが2校にとどまったというのがまず一つでございます。
それからそうした学校についても今後の生徒の増減の対応に課題がある地域でございまして、そうしたことから、なかなか自校での対応が難しいというところでございます。
合わせて、中学校での食育の方針が、給食室が学校にあること自校方式との関連性が希薄であるというところも含めましてそうした議論に至ったと承知をしてございます。
◎古内委員
センター方式における課題は何かありますか。
●学校給食課長
一般論で申し上げますと自校方式と比べてセンター方式の方が残食率が比較的高い傾向にございます。
ただ、学校別で見ますと、自校でも残食率の高い学校も複数校あるという状況でございまして実施方式そのものに起因する課題というよりは、給食指導のあり方、そういったことが課題になってくるのかなあというふうに考えてございまして、そうしたことを今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
◎古内委員
センター方式の学校には栄養士さんが配置されていないということがあって、どのように給食の指導とか食育を行っていくのかっていうこと大変重要だと思うんですけど、今後の検討予定についてお伺いしたいと思います。
●学校給食課長
給食指導、食育については、非常に重要な案件というふうに認識をしてございます。これについては学校給食あり方検討委員会にて来年度中心に詳しくご議論をいただくという予定になってございまして、場合によってはワークショップなど市民意見等の聴取の機会も設けながら、積極的な検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
◎古内委員
いわゆるセンター方式それから自校方式で、実施方式っていうことについての議論につきましては、財政の影響も非常に大きいと思うんですよ。重要な議論はありますけれども最も重要なのは給食をどのように児童生徒の学びに生かしていくかということでありますので、学校においてどのように食育を進めるかについてもしっかりと今後議論を深めていっていただければありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。