靴下のかかとの編み方
いろいろな本などで、多くの可愛い靴下の編み方が紹介されています。編み物をしていると必ず靴下を編んでみようかな~と思いますよね。
皆さんが編みたい靴下の編み図はどうなっていますか?特にかかとの編み方は種類が多いです。今日は靴下のかかとの編み方をいくつかご紹介したいと思います。
①引き返し編み
これが見ていると簡単そうに見えて、かなりやっかいで難しいです。かけ目とすべり目の組み合わせで立体的にかかとを仕上げていく方法です。多くの編み図で見られます。初心者さんにとっては、なかなか編み図だけでは仕上げていくのが困難に思います。教室では、他の方法に置き換えて編んでいくか、かかと部分だけを何度か練習したりして編みたい靴下を仕上げていくようにしています。
②海外の引き返し編み wrap&turn
海外の編み図でよく見られる引き返し編みです。日本の引き返し編みでは、”段消し”という作業をする段が真ん中であるのですが、こちらの編み方は、段消しをその都度しながら編み進めていく引き返し編みです。かかとの深さが日本の引き返しで編むかかとより深くなります。日本の編み方よりしやすいように思います。
③ボックス型&四角
こちらの編み方は、「かかと」と「かかとの底」と「側面から拾い目」で構成された方法です。こちらは日本の編み図、海外の編み図ともに見られます。複雑そうに見えますが、引き返し編みがでてこないので理解しやすいと思います。そして靴下のかわいい感じがでていいですね。
④ボックス型&引き返し編み
こちらも③同様、「かかと」と「かかとの底」と側面から拾い目で編む方法です。こちらには引き返し編みがでてきますが、かけ目、段消し、の作業がなく、案外やりやすいと思います。かなり立体的に仕上げられます。
⑤ボックス型台形
「かかと」と側面からの拾い目で編み方です。すっきりしたかかとに仕上がります。編み方も減らし目と側面から拾い目をして編んでいく方法になりかかとを編む種類の中では、理解がしやすいほうだと思います。
⑥番外編 立体的に編まずに、立体的にしあげる
減らし目と増やし目だけで編んでいき、最後にすくいとじでかかと側面をとじ、立体に仕上げる方法です。靴下を編みながら立体に仕上げる上記の方法達は、多少の難易度の差はありますが、ややはり”ややこしい”。この番外編の編み方は、初心者の方でも、分かりやすく頭の中で理解しながら編めてお勧めです。ちゃんと見た目も形も立体になります。またすくいとじ以外でもかがりはぎなど、とにかく洋裁のように縫ってあわせると出来上がります。こういう方法は、手しごとの暖かさがでます。
以上ご紹介の方法の他にもありそうです。
かかとの編み方の種類はたくさんありますが、どの方法でもフィットします。これは伸縮する性質を持つ毛糸の良さです。
教室では、かかとの編み方の受講も多いです。マスターすれば、靴下が編むのがさらに楽しくなると思います。おうち時間のおともに靴下を編まれてはいかがでしょうか。