曼珠沙華がキレイでした

先日訪れた福岡では曼珠沙華がキレイでした。

福岡は10年以上前に仕事で一度行ったきりで、観光は初めてでした、というか今回も「推し活」の一環でしたので、私的にはもう仕事のようなもの。

北九州空港に初めて降り立ち、その長閑な雰囲気に癒されました。

そして現地の方々が皆さんのんびりしていて本当に心地いいんです。

台風の影響もあって、初日しか晴れないのがわかっていましたので、空港からはレンタカーでガツガツと巡ります。

特に行き先も決めておらず、着いてからスマホで調べてキレイそうな滝へ向かうことにします。

観光名所って行ってもつまらないことが多いので、いつもこんな感じで行き当たりばったりです。

空港から滝は1時間弱の距離です。

ライブまでは6時間ほどあるので余裕です。滝に着いてから次を決めようって思っていました。

そしたら滝に向かっている途中、田圃の中にカッコいい鳥居が立っているのを発見‼️

これは呼ばれてる❣️とUターンして、田圃の中の脱輪しそうな道を進みます。

近づくと更にかっこいい鳥居です。

ふと外を見ると、畦に咲く彼岸花がキレイ‼️

これはちょっと写真でも、と軽く車を寄せて写真を撮ることに。。

のどかでいいなあって思っていたら、軽自動車が一台向こうからやってきました。

狭い道なのですれ違えるかなと思って気にしてみていたら、窓があいていきなり

「こんなところの彼岸花は全然キレイじゃない」

って地元の言葉で言われました。

いきなりの厳しいご意見に、半笑いで受け答えしてますと後部座席の窓も開いて。。

地元のお爺さん3人から同時に話しかけられるという、聖徳太子並みの試練が与えられることに。

お爺さんA「あのなぁ〇〇の近くのなになにが。。」

私　　　　「あのぉ今さっき東京から空港に着いたばっかりで、この辺はわからないんです」

お爺さんB「オモトノイケの近くにもっとキレイなところがあるけん、そこに行ったらいい」

私　　　　「オモトノイケっていう池のほとりに咲いているのですか」

お爺さんABC「そうそう。滝なんて行っても何にもなくて猪しかおらん」

私　　　　「猪には会いたくないなあ」

ってな、やりとりが5分ほどもありましたでしょうか。

御三方からいろんな情報がもらえましたので、

「調べて行ってみます‼️」とお爺さん3人をやり過ごしました。

神社の鳥居に魅せられて車を降りたら、彼岸花を見に行きなさいと言われ、、そんな時はその声に素直に従います。

こういうことがあるので、予定は決めないんです。

まずはそのかっこいい鳥居の神社にご挨拶です。

知らない場所に行った時には、気になる神社を通りすがりで見つけては、ご挨拶に伺うことにしています。

本に載っているような大きなところはあまり行きません。

今回は西大野八幡宮というお社です。

なかなか古めかしくて、風もびゅうびゅう気持ちよくてすっかり気に入りました。

そして小さなカエルがあちこちにいて、それがとても印象的でした。

そしてその後は、おすすめされた彼岸花です。

まずは「オモトノイケ」とカーナビに入れても出てこない。。

スマホに入れると「お糸の池」で表示される池が出てくる。。

そこから1時間半くらい探し回りました。おじいさんたちの言葉を思い出しながら。。

「お糸の池」のほとりには一本も咲いてなくて、田川という30キロほど離れた町についても言及があったので行ってみました。

でも、そこまで行っても池のほとりにさく彼岸花については誰も知らない。。

コンビニの店員さんも、お店の駐車場にいた地元のご夫婦も。。

とりあえず、時間がないので戻りました。

そして「お糸の池」の脇を通っていた時に見つけました。

国道沿いの田圃の中にキレイにさく彼岸花を。

そうか‼️これのことだったか。

要するにおじいさんたちの言いたかったことは、

「国道を田川方面に走っていくと、お糸の池の近くの田圃に彼岸花がたくさん咲いている」ということだったのです。

田川まで行かなくてもよかったのか。池のほとりに咲いている、と思い込んでしまった私がいけなかったんです。

その場所は何度も通った場所でした。

確かによく見るとキレイ。。

そうかそうか、そうだったのか。確かにこちらの方がまるできれい。。

でも誰も車を止めてみてる人なんていなくて。

てっきり整備された公園にでもなっているのかと思っていたのです。

お爺さんたちはそんなこと言ってないですよ、一言も。

3人が話す言葉を聞きながら、勝手に私がイメージを作り上げてしまったのが混乱の元でした。

と、この辺りの道にはすっかり詳しくなるほど走り回りました。

おかげでいい感じで時間が潰せてよかったです。。

予定を決めないと、いろんな面白いことが起こって楽しいです。

ってあくまでも前向きに捉えることにします。

初めての神社も気に入って、また来る時に伺う場所ができました。

そんな神社を知ることができて嬉しい限りです。。