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いのち(命)のね(根)

2022.09.22 06:35

https://www.yushin-brewer.com/special/okome/vol01/ 【第1回【稲は魂が宿る「いのち(命)のね(根)」】】より

命をつないできた稲

私たち日本人は、お米が大好き。かけがえのない主食として、長くつきあってきました。

お米の歴史をひも解いていくと、弥生時代にまでさかのぼります。

「稲」は今から約2500年前に、日本へやってきました。

どこから来たのかは、諸説あります。水と太陽の力を借りて日本の大地に根づき、

水田という設備をもうけ、稲作が始まりました。稲は、日本人が落ち着いてひとつの場所に住み、食べものに困らない暮らしをもたらしました。

米づくりは共同作業が基本。そのため、稲作を生業とする人々が集って集落が生まれ、

村ができ、社会が誕生します。

私たちの祖先は、それぞれの社会で命をつなぎました。

そして稲を育てる水田は、米づくり以外にも・天災を防ぐダムの代わり・水をきれいにする浄化作用・作物が育ちやすい土づくり・渡り鳥の餌場(えさば)・魚や虫の住み家

といった、さまざまな働きがあります。

稲は自然や私たちを生かしながら、日本文化が作られる上で、とても大きな役割を担ってきたのです。

「いね」と呼ばれるようになった語源には飯の根、生きる根、息の根、そして命の根という意味が込められています。

お米は単なる食べものではない!?

稲作が伝わる以前の日本人は、自然とともに実を収穫したり、魚や肉を獲ったりして暮らしていました。しかし、食べるものが調達できないと、住まいを変えていかなくてはなりません。たくさん狩猟できた日があったとしても、時間がたてば腐ってしまいます。

しかし、お米が穫れるようになってからは、食べあまれば、2年も3年も保存することが

できるようになりました。

この「余剰」は、米以外の作物や道具と交換するための貨幣としての役割も。

余った米でモノを増やし、文明が発展していったのです。

お米は後に、調味料や日本酒、お菓子、化粧品などにも生かされます。

まさに日本は"お米によって成り立ってきた"国なのです。

酒屋として160年歩んできた勇心酒造も、長い年月をかけて、お米や発酵技術と向き合ってきました。

研究を重ねて感じるのは、お米に秘められた無限の可能性に「生かされている」ということ。

汗水ながすモノづくりの尊さや喜びを、現代に暮らす私たちも、受け継いでいます。


花@lilacblueblue 

9月22日の花:コバンソウ(小判草) 花言葉:興奮 イネ科 別名:タワラムギ(俵麦)

渡来:明治時代初期 高さ:10~60cm ヨーロッパ原産の帰化植物

実を小判に見立て名付けられた

ヘレン・ケラー

人生とは「興奮」に満ちている仕事のこと最も「興奮」するのは他人のために生きるとき


fFacebook山田 正彦さん投稿記事·

今秋のコメのJA等の買い入れ価格が大幅に下がって(栃木県で60kg最大4800円 )農家は大変な危機的状況になりつつあります。

日本農業新聞にも「21年産米概算金を大幅下げ」「農家経営に影響か」とさらに 「作付初の400万ha割れ」見出しが踊っています。

長くなりましたが日本の農業にとって大変大事な話ですので最後まで読んでシェア拡散していただけませんか。

新潟県の堀井さんからも「農協の概算支払いの価格が決まったが、これでは農家は黙ってコメ作りをやめてしまうよ」と連絡がありました。

先月JAの組合長さんが、今年のコメの価格が1万円を切れば、農家は農業をやめざるを得ないと語っていましたが、いよいよそれが現実のものになりそうです。

かつて私は農水大臣の時、コメ60kgあたりの生産原価を全国の農家をもとに調査したことがありますが、平均して1万5000円が当時の生産原価でした 。

当時から、この価格より米価が下がったら農家は種籾、肥料など資材の購入額を下回り赤字になっていたのです。

この秋、生産原価をさらに大幅に割り込むことになり、来年からは農家がコメ作りをやめてしまうことは十分考えられます。

むしろ私には、食料は米国などから輸入すれば足りると主張してきた竹中平蔵たち規制改革会議のメンバーの言いなりになっている官邸が、

何もしないで農家が農業をやめるのを目論んでいるのではないかと疑いたくなります。

今回のコロナウイルスで穀物輸出国19カ国が禁輸措置をとったのです。

私たちの命の源である食料を輸入に頼ることは温暖化で地球規模の災害が深刻になってきている中大変危険です。

米国ですら農産物については生産原価をもとに不足払い制度PLCまたは収入補償ARCを設けて、国民の税金で農家が安心して農業に専念できるようにしています。

しかも米国では今回のコロナ禍でコロナウイルス支援、救済、および経済的安全保障法を成立させて日本円で2兆円規模の予算を組み、

その8割を農家の直接支払いによる緊急助成に充て、うち3000億円で 食肉乳製品野菜などを買い上げて生活困窮者に無償で給付しているのです。

鈴木宣弘教授の新著「農業消滅」(平凡社)を読んでください。詳しく書いています。

欧州では7月3日の日本経済新聞に「EU農家に51兆円の支援」とあります。(写真参照)

コロナ禍で日本だけは農漁業者になんらの対策も講じていません。

鈴木教授はコロナ禍で農産物価格が暴落し苦しんでいる日本の農家を救済するために

早急に菅政権が米国やEUのように農産物を買い上げて生活困窮者に給付する政策を提案してきたのです。

私も米国の食料箱の話を例にして、この場で同様の提案をしていました。

政府自民党、公明党は商工業と違って一旦農家が農業を止めれば生産を回復することは至難の技であることを知っているのでしょうか。

しかし諦めることはありません。まだまだ日本の農業を再生させる方法は残されています。

私は農水大臣の時

①農家のコメの生産原価60kgあたり 1万5000円をコメの買い入れ価格の岩盤部分として

それよりも下がれば政府がその差額を補填する制度を設けました。

②さらに10a当たり1万5000円を農家に戸別所得補償として、欧米のように直接支払いで実現したのです。

それを1枚の用紙に農家は署名するだけにして助成金を交付しました。

なんと翌年には、それまで右肩下がりだった農家の所得が17%も増加したのです。

当時、無駄な農業土木と徹底的に無駄な予算を削って、自民党時代の予算の範囲内で給付したのですが 、マスメディアからバラマキだと散々非難されました。

鈴木教授の調査では日本の農家は所得のうち補助金の占める割合が30% に対して、英仏等では農家所得の90%、スイス100%、米国ですら40%を占めているのです。

各国とも農業は国民の命の源である食料生産なので①食の安全、②食料自給率、③環境保全 のため、戸別に農家に所得補償として国民の税金をつぎ込んでいるのです。

戸別所得補償制度によって、農業でも食べていけるのだと私の郷土五島でも若い人の新規参入者が増えたのを覚えています。

ところが残念なことに自公政権によって戸別所得補償制度は廃止されてしまいました。

しかしこの秋にも予定されている衆議院総選挙では立憲民主党など野党は戸別所得補償制度を公約に掲げています。

世界の流れは食糧危機、地球温暖化、環境問題解決のためにも、各国とも農業の助成に大きく舵をとっているのです。

いずれ日本も必ずそうなるものと私は確信しています。


Facebook大森 雄生輝さん投稿記事

日本の自然農法とアメリカとの違い。アメリカでの有機栽培をする農家さんがデレビで紹介された。その方法は、1期目、豚を飼育。豚はイノシシに近いので、土を掘り返すので、小さい樹木などは枯れる。

2期目、鶏を飼育。雑草や雑草の種を食べてくれて、土の栄養も高めてくれる。

3期目、トマトの栽培をする。

その栽培法の根本には、自然の世界では植物だけでの存在は不自然であり、動物も加わって自然循環が完成されていると考えている。

最近出版されて話題になっている 耕さない農業で成功した人の本でも、動物を絡める事の必要性を書いていた。

これに対して、日本での自然栽培、自然農法では、植物の働きのみで自然循環を終結しているような考えが多い。

自然を観察すれば、アメリカの概念の方が自然に近いように思える。

最近の野菜は、昔の野菜に比べて栄養価か低いと言われている。

窒素分等の肥料は多量に与えられて栽培するので、ミネラル分が少ないと思われるが、ミネラル分を植物は利用するだけで合成出来ない。

畑から野菜を収穫すれば、野菜に含まれるミネラル分を畑から奪う結果になる。

つまり、持続可能な農業を考えるならば、奪ったミネラルを畑に返す必要がある。

水田による稲作が、肥料をそれほど使わなくても長期に渡り可能(昭和の初め頃までは、水田への肥料はしていなかったはず)なのは、ミネラル分が水により運ばれている為だと思われる。

同じ、稲でも陸稲の場合、連作を嫌う性質なので、同じ所での栽培では収穫量が減少する。成長に必要なミネラル分が不足する為だと思われる。


コメントのやり取り

谷口 雅明;水田は、伏流水(棚田)と土壌細菌の影響が大きいのかな。

大森 雄生輝;谷口 雅明 さんコメントありがとうございます🎵水稲が特別に進化したのも大きいかと。

推測ですが、稲は本来、川の流れによって、新しい所で生育する性質を持っていたのが、沼や湖にたどり着いた種が、新しい所で育つ事が出来なくなったので、独自の微生物との共存で生き残れるようになったかと。

多くの作物が、好気性の微生物と共存しているのに対して、水稲は嫌気性の微生物と共存しているとしか思えません。

微生物の分野は、研究が進んでおらず、まだまだ不明な点が多いですね🎵

谷口 雅明;光合成細菌は、水中にもいるのです!酸素を出しています。

大森 雄生輝;谷口 雅明 さんそれもそうですね。

でも 年度質の強い畑でも作物を栽培していますが、好気性の微生物の活性が弱い気がしています。

畑に埋めんだ落ち葉が、一年経っても土化しないなど。

微生物について詳細が不明で、思い込みや違った要因の可能性があります。

◇あくまで、個人的な感想です😁 

藤井 潔;昭和初期以前でも化学肥料はもちろん使われていました。大正時代の宮澤賢治の小説にも化学肥料は登場しています。ただし堆肥化した有機態窒素などの栄養素の施用は今とは比較にならないほど普通にやられていましたね。

柴本 俊史;毎年風で土が運ばれてくるのと、微生物や昆虫死骸も相当ありそう

阿部 浩司;微生物の概念が入っていませんね

大森 雄生輝;阿部 浩司 さんコメントありがとうございます🎵

確かに、微生物についての説明はありませんが、自然界で起きている事を総合的に真似ているので、微生物に関しても理にかなっているかと。

微生物には、酸素を好む好空性微生物と酸素を嫌う嫌気性の微生物が存在しだす。

両者は環境に応じて互いに、分解しあう存在にあると考えます。

動物の腸内に存在する微生物は嫌気性だと思われ、それらの死骸は好気性の微生物の活性を高めると考えます。

豆科作物と共生する根粒菌?は、嫌気性なので、好気性の微生物の活性を高める働きがあると推測しています。


Facebook滝沢 泰平さん投稿記事·

八ヶ岳ミキ田んぼの亀の尾(在来種)。

ミキは奄美大島伝統のお米を使った乳酸菌発酵飲料であり、かつては口噛み酒として神様に捧げ、ミキ(神酒)の由来となるもの。

自然栽培の田んぼの拡大とともに、加工品の一環として、この奄美大島ミキを八ヶ岳オリジナルミキにプロデュースし、昨年製造工房となる

「八ヶ岳ミキLABO」

が完成して本格的にミキの製造販売をスタートしました。

その原料の主となるお米も様々な品種で試験中。

シンプルなミキには、日本古来の在来種である亀の尾が、味としてもとても相性が良いと言われてますが、幸いにも八ヶ岳南麓の標高900m近いエリアでは、亀の尾の栽培がとてもマッチしているようで非常に生育が良いです。

ミキ田んぼは、10月15日にミキ伝道師の田町まさよさんとの稲刈りイベントを企画中。

八ヶ岳ミキラボのお米は、この先は亀の尾でほぼ決まり。

とはいえ、今年はまだ亀の尾の面積も小さいので、種もみを残すと

"亀の尾ミキ"

は1000個も作れないと思いますが、予定では11月23日の新嘗祭より限定発売。

こちらはミキラボのインスタやHPで販売しますので、是非ともインスタの

のアカウントをフォロー頂けたら。

ミキを使ったファスティング講座や料理、ミキを学ぶ学校から奄美の聖地を巡るツアーなども、こちらで情報を得られます。

環境に負荷をかけず、水や大地を綺麗に自然の循環を回復させる自然栽培の在来種ミキが広がれば

*人々は健康になり

*地球も健康になり

工房で働くお母さんも仕事が増え、地域の活性化もして、社会が明るくなります。

流行りのSDGsではなく、本質的に社会と地球を変える事業活動を今後も様々な分野で実践していけたら。


Facebook能村 聡さん投稿記事

【マコモ(真菰)ええやん!もっと知ろう!ちょっと豆知識です】

イネ科マコモ属の多年草です。

僕の関わっている京都市左京区上高野にある自然栽培の田んぼの脇にも栽培してます。

水質浄化や環境浄化に優れたものとしても注目を集めるようになった「マコモ」。

「マコモ」は、その成分に、基準値を大きく上回った量のビタミンA・C・Eや、お米の2倍以上ものたんぱく質、食物繊維やミネラル、カルシウム、鉄分などを含有し、体内に蓄積した有害金属を排出するケイ素(珪素)、さらに活性酸素(病気の原因となる)を抑制する働きのあるSODという酵素を含む、

栄養学の分野においても大注目の健康食品です

根っこに近い株元の茎は,”まこもだけ”と呼ばれて、コリコリした食感で、筍みたいな感じで、クセもなくとても美味しいです。

葉っぱも乾燥して煎じると、美味しいお茶葉になります。

ケイ素はスピリチュアル的には第三の目とも言われる間脳の中の松果体(この小さな器官にはケイ素がたくさん含まれています)の活性化にも重要です。

宇宙からのメッセージでは五次元では人体もケイ素ベースに変容していくとか言われていますよね。マコモはあなたの心魂の次元上昇に役立つ高波動な食べもので〜〜す!

そしてマコモは、

日本最古の書物「古事記」や「日本書紀」「万葉集」にも記載され、

日本の神社で神事に利用されてきたスピリチュアルで神聖な植物のです。神様から降ろされた植物ですね。

日本で最も古く大きな神社の一つである出雲大社では、

毎年6月1日に「真菰祭り」という行事も行われています。

つまり古代縄文時代からマコモは

人々にとって欠かせないものだったのではないかということです。

いま、マコモが注目を浴びています。各地でまちおこしで、波動が高いマコモの活用が、6次産業的に進んでいます。調べてみてね。その土地の磁場エネルギー波動もアップさせて、少子高齢かで疲弊しつつある街が元気になので、応援したい!

栽培に大して手間はかからない、湿地のような水が豊かな土地なら、簡単に成長します。場としては田んぼとセットがいいですね。😄

#菰口瑞穂


Facebook白江庵書房投稿記事

谷川修『稲はどこから来たか』第2版

Amazon Kindle 電子書籍に3つの補遺を追加

 「日本列島にイネはどのような経路で伝来したか」という議論でこれまでなされていなかったのですが、本書は、イネの生育にとって最重要な気候条件を、伝播の経路ごとに、夏季の月別平均最高最低気温と降雨量のグラフを明示して比較検討します。この方法は、最近の生物学が明らかにした「イネが亜熱帯の中国南端部から亜寒帯の北海道中央部まで、何度も緯度線を横切って気温の大きく異なる土地へ北上した」という研究成果を、整合的に説明することを可能にします。

 夏季の月別平均最高最低気温のグラフは、九州北岸の気候が、イネの栽培に影響を及ぼすほど(約2℃)朝鮮半島南岸よりも高く、むしろ中国大陸の長江下流域なかでも杭州湾岸域とほぼ同じ気温であることを教えます。

 印象深い東シナ海の海流図を添付しましょう。

この図で、矢印は海流の方向を示し、濃い青→薄い青→黄土色はこの順に流速が速くなるのを表わしています。黒潮ほど速い海流ではないけれども、杭州湾東岸寧波市の島々の東に出れば、薄青い海流が東へ向かい、やがて北上して五島列島の西から対馬の南へ流れて行くことが判ります。これが対馬海流と呼ばれているものです。BC900年ころ、すでに青銅器時代に入っていた中国大陸から、イネを携えて九州北岸に渡るとすれば、このコースよりも有利なコースはなかったでしょう。BC5000年ころの水稲栽培遺跡「河姆渡遺跡」は、ほかならぬ寧波市で出土したのです。