死後、人間の意識は宇宙に大放出されている!? 最新の量子力学が魂・臨死体験の謎を解き明かす!
http://tocana.jp/2016/07/post_10215_entry.html より
我々は死んだらどうなるのか? 我々はどこにいくのか? 人類が古来から探求してきた課題である。肉体とは別に「魂」が存在するという考え方もあるが、なんと昨今、ついに魂の存在が量子力学的に解明されたという情報を入手した。英・ケンブリッジ大学の理論物理学者ロジャー・ペンローズ博士と、米・アリゾナ大学の麻酔科医スチュワート・ハメロフ博士が唱える新説を見てみよう。
イメージ画像:「Thinkstock」より
■魂は宇宙につながる量子コンピュータ!?
ハメロフ博士は、脳死宣告を受けた患者の臓器提供手術の際に、驚くべき光景を目撃したという。
「大動脈が止められ、脳に血液が流れていない患者のモニターをチェックしたところ、脳のニューロンが爆発的に活動していたんです!」(ハメロフ博士)
ハメロフ博士は、脳の活動と意識との関係性についてペンローズ博士とともに研究を行い、驚くべき結論に至る。なんと「魂とは宇宙につながる量子コンピュータ」だというのだ。脳細胞の中には、マイクロチューブル(微小管)という管状の構造がある。複雑な解説は省略するが、これは細胞骨格の一種で、分子レベルで情報を処理し、細胞をコンピュータのように機能させる役割を果たしていると考えられてきた。ところがハメロフ博士によると、マイクロチューブルは従来考えられてきたコンピュータとは性質が異なる「量子コンピュータ」として脳を機能させているのだという。
量子コンピュータでは、「量子もつれ」と呼ばれる過程を利用して情報が伝達される。この「量子もつれ」は、2つの粒子が何の媒介もなしに同期して振る舞うという遠隔作用をもたらす。そして実際に、量子テレポーテーションとして数々の実験も行われている。つまり、ある場所でニューロンの活動が起きると、空間的に離れたまったく別の場所でそれに対応した反応が起き、瞬時に情報が伝わっているかもしれないのだ。
ハメロフ博士は、「脳内の意識が『量子もつれ』によって、広く宇宙全体に存在する可能性もあります」とも述べている。
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■臨死体験の謎も解明!?
また、この説によって「臨死体験」の謎も解明されるという。ハメロフ氏は、臨死体験と心脳問題の関連性について以下のような説を主張している。
「脳で生まれる意識は宇宙世界で生まれる素粒子より小さい物質であり、重力・空間・時間にとわれない性質を持つため、通常は脳に納まっています。心臓が止まると、脳は量子コンピュータとして機能しなくなりますが、マイクロチューブル内に存在する量子情報である意識は破壊されず、宇宙全体に散らばります」
「患者が息を吹き返すと、散らばった量子情報は再び脳内に戻ってきます。そして、白い光を見た、亡くなった家族に会った、体を抜け出したと言うわけです。息を吹き返さなければ、量子情報は肉体から離れたまま、魂として存在する可能性もあります」
つまり、量子情報が脳内と宇宙空間を行き来するのが臨死体験の本質である、というわけだ。そのため、心臓が止まった患者の脳のニューロンが爆発的に活動していたのだという。
■精神のフィードバックループ
インディアナ大学の認知科学者ダグラス・ホフスタッター博士も魂の存在を肯定している。ホフスタッター博士によると、
「人間は、まわりの世界をモデル化し、そのイメージで世界をとらえています。たとえばコショウ入れは、ちらっと見ただけで、それがコショウ入れであることを認識します。心の中に、すでにコショウ入れのモデルが存在しているからです」
「私たち人間は、まわりの世界に存在するものだけでなく、自分が何者かという概念まで、心の地図に組み込んでいます。たとえば、自分の肉体的な特徴。ユーモアのセンス。バスケットボールのうまさ。そういったさまざまな要素を反映させて、自分が何者であるかという概念を作り上げるんです」
ホフスタッター博士は、このような行為を「精神のフィードバックループ」と呼んだ。そしてこれは、人間のみならず、あらゆる生物が行っている。たとえば、ハチは太陽と巣の位置を知っているし、魚たちは入り組んだ海流の中を進み、ゴリラは群れの序列を覚える。たしかに人間以外の生物にも魂があるのだが、博士によると「生物によって魂の大きさの違い」はあるとのことだ。ちなみに、魔女である筆者はクライアントから「ペットとチャネリングしてほしい」と頼まれることも多いが、確かに動物にも魂はあるようだ。しかしそれは、人間より原始的なもので、複雑な情報を伝えるのは難しい印象を持っている。
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■人口知能にも魂が宿る!?
魂の謎を解明するため、昨今では人工知能(AI)を用いた実験も行われている。ジョージア工科大学の神経工学者スティーブ・ポッター氏によると、
「人工知能が、いずれ意識を持つ可能性があります。人工知能も、環境から情報を受け取り、環境を意識しています。別の生物のニューロンを参考に、さらに複雑なシステムを作り上げれば、人間に近い意識を生み出すことも可能だと思います」
「しかし、私が目指しているのは、人間の意識の完全なコピーです。たとえば、私の意識のコピーを別の肉体に移植したら、会った人が私自身だと思い込んでしまうようなレベルのもの。そんな意識を作り出す方法は、まだ見当もつかない状況です」
魂を人工的に作り出し、意識をコピーするまでには、もう少し時間がかかりそうだが、この実験が成功したとき、いよいよ魂の正体が解明されるのかもしれない。
1907年、アメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルは、人が死亡する時の質量の変化から魂の重さを21グラムと発表した。この21gとは、果たして量子情報の重さだったのか? 今回紹介した説が正しければ、人間同士のテレパシーやチャネリングはもちろんのこと、UFOコンタクティのようにほかの星に住む生命とのテレパシーも立証できるかもしれない。今後の進展から目が離せない。