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旅のチカラ、旅のカケラ

プリズンブレイク

2009.02.07 13:20


南アフリカのケープタウン。

まだ、やり残したことが1つある。

それは「ロベン島」。


ロベン島は、ウォーターフロントから約14km、

フェリーで約30分のところに浮かぶ島。

アパルトヘイト時代に主に政治犯が収容されていた

黒人専用の刑務所島。

あのネルソン・マンデラ氏も収容されていた場所である。



1959年の開所から、

1991年に最後の政治犯が釈放されるまで

政治犯が収容された。

刑務所は1996年に閉鎖され、

現在は島自体が博物館となっていて

ユネスコの世界遺産にも登録されている。



先日入手したチケットは、フェリーの往復に加え、

現地でのバス移動、刑務所(博物館)への入場料、

そしてガイド代が含まれていて180ランド(約1800円)と

とてもお得な内容。

ガイドブックには「人気ツアーなので早めの予約が必要」

と書いてあったが、実際にフェリーに乗ってみると

船内はガラガラ…。あれれ?



島まではエアコンの効いた快適な移動。

海も凪で、すぐにウトウトし始めてしまった。

島に着くとすぐにバスの乗車させられ、

名所を巡りながらガイドの説明が繰り返された。



はじめのうちは英語の単語を拾っては、

ふむふむと頷いていたが

次第に違和感を感じ出した。

あれれ、バスから降りれないの…?

そう、バスで2~3分移動しては、

話し好きのガイドが10分以上をまくしたてる。

ところどころアフリカンジョーク(?)が盛り込まれているようで

ハハハ!!と、車内が笑いに包まれた。

もちろん分からないからキョロキョロしながら

しかめっ面でガイドを見つめていた。

たのむよ、降ろしてよ…。



じっとできない性質なので、

退屈しのぎに窓からカメラを突き出し

写真を撮っては、隣の席のヒロとおしゃべりをしていた。

すると、ガイドが

「話中はじっとして!私語も厳禁!!」


しゅ~ん......。

まったく自由行動がないこのツアー、

これじゃ、自分たちが囚人みたいじゃん!



刑務所内の見学は、元囚人という男性がガイドをしてくれた。

それにしても英語がわからないって致命傷だね…。

長い話を拷問のように聞き、

写真を撮りたくてウズウズしながら

こっそりとあくびをしていた。

「もう帰りたいな…」

せっかく島に来たのに、せっかく世界遺産なのに(泣

心の中でプリズンブレイク(脱走)を企んでいた。



アフリカ最後の観光はちょっと空振り?

でも、お茶漬け感覚でサラっと終わった。

帰りのフェリーもぐっすりと夢の中。



さあ、飛行機の時間は近い。

ヒロに、昨日から借りっぱなしのレンタカーで

空港まで送ってもらい、

「日本で会おう!」と、

最後の握手を交わした。

ドラマのワンシーンみたいだな…(笑


そう思いながら、背中越しに手を振り

大きな声で「GOOD LUCK!」を空に叫んだ。


空港って、別れを最大限に演出してくれる。

ケープタウンからヨハネスブルグへ

まずは2時間の空の旅。


さらば友よ、さらばアフリカ。

明日からは旅の第四章『南米編』がはじまる。