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日本が進める情報収集衛星の充実は国防危機の表れ?

2018.02.27 09:52

日本は27日、情報収集のための衛星「光学6号」の打ち上げに成功した。種子島宇宙センターのH2Aロケットで発射され、無事に成功。安倍総理は「この光学6号機を含む情報収集衛星を最大限活用し、今後とも我が国の安全保障及び危機管理に万全を期す所存」というコメントを発表した。


日本は今後、情報収集衛星を10機体制にする方針を発表している。そもそも安全保障のための情報収集については1998年の北朝鮮によるテポドン発射を受けて強化された経緯があり、今回の衛星発射も基本的にはその延長線上に当たる。


昨今ではご存知の通り、北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射実験が繰り返し行われており、日本の安全保障環境は待ったなしの状況である。それに中国の軍拡、尖閣諸島への侵略、南シナ海への進出を考えれば、武力行使が憲法9条で縛られている日本からすれば、情報収集に万全を期すことは当然のことである。


だが日本以外の東アジアの国々はそうは思わないだろう。特に「衛星を発射した」と平気で嘘をばら撒く北朝鮮はいい気がしないはずである。偶然のタイミングではあるが、日米の北朝鮮に対する何らかのメッセージだと伝われば日本は一石二鳥ではないだろうか。


韓国の大統領がオリンピックの夢から覚めない今、北朝鮮に圧力を掛け続けられるのは日米しかない。そして東アジアが今でも「火薬庫」なのだと改めて気付かされた今回の衛星発射なのではないだろうか。


Mitsuteru.O