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古希茶会①

2022.09.27 04:28

大先生の古希をお祝いして社中(お弟子さん達)とお茶会を開きました。

本来は3月に開く予定でしたが、昨今の事情により延期となり、半年をかけようやく開催に至りました。



私は大先生の社中ではありますが、娘でもありますので私自身から「お祝いにお茶会を開きたい・・」とは言い難いのですが、長年ともに過ごす社中の方から

「先生のお祝いに、ハードルが高いですがお茶会を開きたい・・!」と何とも嬉しいお声をいただいて開催が決まりました。




とはいえ、お茶会の道具を私が持ち合わせているわけはありませんので、大先生にお尋ねしてお借りして開催することとなりました。

場所は、長年お世話になっておりいつも空気がきれいな北山山荘さん。



開催するにあたり、昨今の事情を考え大先生のもとに通われている社中のみお水屋とお客様をすることにしました。


30年以上茶道を教えている大先生。

自宅でお教室をしていましたので様々な年代のお弟子さん達と過ごしてきました。

今は会えなくなった優しいお爺さまや
シャンとした着姿と背筋の伸びたお婆様。 

私の事をいまだに「お嬢ちゃま」と呼んでくださるおばさま達。

20才から20年以上一緒に育ってきた
ほぼ家族のような同世代。 

学生の時から15年以上通ってくれている妹世代。 



私が若いころはお茶の良さや楽しさはわからず、お稽古にも全く身が入らずよく母にも呆れられていましたが、お弟子さん達と過ごす時間はいつも楽しくかけがえのない時間でした。

真剣にお水屋の準備や四苦八苦しながら懐石料理のお手伝いをしながらもいつも何かしらの笑顔がありました。

お茶の世界は厳しい、怖いと聞いたのは 私が大人になってから。 外の世界を知ることが増え驚いたことを覚えていますが、少なくとも小さな頃から 私が知っているお茶の世界は 暖かく楽しい時間でした。 

今回、大先生が古希を迎えたことで
社中の方から
「先生のお祝いとしてお茶会を開きたいで す!」と提案し開催した古希茶会。

大先生は大変に喜んでくださり、また準備や片付けも行ってくださいました。


また社中の全員が当日まで準備に勤しみながらもとっても素敵な笑顔で過ごすことができたことが大変嬉しく思いました。

花束色紙、記念品贈呈、動画のプレゼントと盛りだくさんの内容です。

慣れない中でのお茶会開催に加え、これだけの準備、本当にありがとうございました!!


大先生からは全員にお茶碗のプレゼント。



私自身がかけがえのない仲間に
囲まれていることを改めて感じ、またそのような暖かいお教室を作ってくださった 母が師匠でいてくださったことに改めて感謝をしました。  


最近は家族がお茶をされていてもお茶を継ぐ人が少なくなっていると聞きますが、母のもとで学ばなければ不真面目な私は決してお茶を継ぐことはなかったと思います。


古希茶会を通じ私が感じるお茶の良さ、楽しさを必ず大先生から引き継いでいくと
深く心に決めました。

長くなってしまいましたので、お茶会の内容は次に・・