第169話:ブラフマーが少年と牛を盗む(13):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
2018.02.27 23:14
「この神秘力は何なのだろうか。
どこから来るのだろうか。
女神か悪魔の妃か?
彼女は、私の主人のクリシュナの幻影エネルギーに違いない。
そうでなければ、誰が他に私をこのように当惑させられるというのか」
このように考えると、
主バララーマは超越的な知識の目で、すべての子牛とクリシュナの友だちが
シュリー・クリシュナの拡張体であると見えたのです。
主バララーマは言いました。
「至上なる支配者よ!
これらの少年たちは、私が前に思ったような、偉大な神々ではない。
また、これらの子牛たちはナーラダのような偉大な聖者でもない。
今、私には見える。
あなただけが、あなた自身を
様々な異なる姿で、現すことができている。
あなたはただお一人であるものの、様々な子牛や少年たちの姿で現れている。
どうか手短に、私にこのことをご説明ください。」
主バララーマがこのように願ったので、
クリシュナはすべての状況を説明し、バララーマはそれを理解しました。
…つづく
(10巻13章37-39節)