活動の原動力
先日とあるイベントに珍しくお客としてぶらぶらしていたら、初対面の人(SNS上では存じ上げていたが、面と向かってお話しするのは初めて)に声を掛けられた。
その時の会話の中でその方が『ボーンカービングもだいぶメジャーになってきましたね!』が仰ってくれた。
活動を始めた7年前、ハワイアンのイベントに出ても、誰も見向きもしてくれなかった。
自分の作品自体が未熟だったせいもあると思うけど、ボーンカービング自体を知らない人が多かった。。。
たまに立ち止まって声を掛けて貰っても
『何これ??象牙??』
「いや、牛の骨です!」
『骨??気持ち悪っ!!!』
的な感じ。。。。
または、手にとって見てくれても『高っ!!』の一言で終ったりして、イベントに出ても一本も売れずに帰ることが多かった。
これではだめだ!とにかく『ボーンカービング』自体を知って貰うことをしないと!
と思いワークショップを始めることにした。
物を知らなくても『ワークショップ』と言っただけで参加してくれる人もいる。
作業の途中で『ところでこれって何??』『素材は何??』って聞いてくる人も多い。
触れてもらう事、作業の途中でボーンカービングの話をさせてもらうことで、興味を持ってもらい、なぜ決して安く無い値段設定なのかを理解してもらうきっかけになればと。。
『ボーンカービング』に興味を持ってもらうことで、自分だけじゃなくて『ボーンカーバー』として活動している全ての人の作品も目を向けて貰うきっかけとなって、皆の作品も手に取る機会が増えていく。。
そんな思いを持ってワークショップを続けている。
スクールにしても、一人でも多くの方がボーンカービングを始めて、ゆくゆくはプロとして自分たちの作品を世に出すことになれば、自然と競争が起こり、業界自体のレベルも上がってくる。
ワークショップをたくさんやることで批判めいたことを言われることもあったけど、その度にワークショップの回数を増やしてきた(笑)
とにかく「知ってもらう」「触れてもらう」事で一人でも多くの方に興味を持ってもらう。
じっと待っていても業界自体は盛り上がらない!積極的に盛り上げる努力をしないと!
『ボーンカービングもだいぶメジャーになってきましたね!』
そんな気持ちがちょっとは報われたうれしい言葉だった。
自分がメジャーにしたわけではないけどね(@_@)