小学生のうちから大切な「知識をつなげていくこと」
小学生のうちに大切なことについて今までもいくつか記事を書いてきましたが、ふと新しく思ったことがあったので書き記しておきます。
それは、「知識をつなげること」って大切だよねということです。
小学生の学習内容は、段々と具体から抽象的なものに変化していきます。学年が上がるにつれて、概要とか概念とかを学んでいくようになるんですね。
そこが具体と上手に結びついていないと、中学生になって苦労します。
分かりやすいところで言えば、分数ってなんだろう、みたいなことですね。1/3って言われた時にピザを3等分したイメージが出てくれば良いですね。こういった理解を深めておくことで、後々の計算ミスや考え違いなどを予防することができます。
だからこそ、小学生のうちは言葉と言葉や知識と知識をなるべくつなげておきたいですね。それは頭の中のネットになって、これから入ってくる情報をちゃんとキャッチしてくれるようになります。
例えば4年生で「平行」とか「垂直」とかって言葉が出てきます。
辞書で「平行」を引くと、
同一の平面上にあって交わらない2直線を平行であるという。
みたいな説明が書いてあります。状態とか関係性のことを平行って呼ぶみたいなんですが、これを掴みにくい小学生たちもいるんですよね。
そんな時には、例えばこんな会話をします。
「クラスに仲の良い子いるんでしょ?」「うん」
「その子とあなたはどんな関係って呼ぶかわかる?」「友達」
「じゃあお母さんとお父さんとあなたは?」「家族」
「この辺とこの辺は?」「平行」
みたいな感じです。この会話が良いとか悪いとかではなくて、他の例を出すことで、言葉の意味を掴みやすくできるんですね。そうすることでただその言葉を頭の中に持っているだけじゃなく、使えるようにできるんです。
日々の中で子どもの頭の中に「?」が浮かんだときはチャンスです。それを「わかった!」にしてあげると、テンションも上がって「勉強楽しい!」にもつながります。
中学生では自力でその状態を作ることを目指したいですが、小学生では周りの協力が必要になることが多いです。お家でもぜひ試してみてください。
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わからないと、できないと、つまらないしね。