耳を引っ張る
少しずつ秋らしくなってきました。
季節の変わり目、台風の影響などもあって気圧も変化しますね。
頭痛がしたり、体が重かったり、古傷が痛んだりする方もおられるでしょう。
低気圧不調とか気象病などと言われます。
飛行機で高いところを飛んでいるときのお菓子の袋、見たことありますか?
気圧が低いので、袋は破れんばかりに膨らみます。
地上に戻ると、袋はいつもの状態に戻ります。
低気圧が近づくと、あんな風にパンパンに膨らんだ自分を想像して笑ってしまいます。
そりゃぁ不調も出るよなぁと納得です。
大気の状態によって、気圧は上下します。
私たちはそれに合わせて、体の内側から押し返す力をコントロールしています。
だから、気圧が上下しても、見た目がいきなり萎んだりパンパンに膨らんだりはしません。
耳の奥にある内耳(ないじ)という器官で気圧の変化を感じ取って、自律神経に伝達し、様々な調整を行っているのです。
この頃はずっとマスクで、耳の周りが疲れていませんか?
気圧への適応や聴こえにはもちろん、唾液の分泌や目の疲れ解消にも繋がるので、耳周りのケアをやってみましょう。
両耳同時で構いません。
親指と人差し指で耳介をガッツリつかんで、真横にズーーーンと引っ張ります。
力任せに耳の端だけ引っ張るのではなく、耳の奥・目の奥まで繋げて引っ張っている気持ちですると、刺激が届きやすいです。
サザエの身を一番奥まで繋げて引っ張り出す…私はそんな連想が浮かびます。
耳たぶを下に引っ張ります。
耳の上側を上に引っ張ります。
回すのも良いでしょう。
最後は耳の穴に親指を入れて、頬側の耳の出っ張り(ない方もおられるかもしれませんが、その辺り)を人差し指との間で挟みます。
意外とココ、疲れていて、痛気持ちいいものです。
仕上げに、耳の周りを擦ります。
気持ちいいところや痛いところに、手が行くまま擦ってみてください。
頭が楽になった、目がパッチリした、鼻が通った…なんて感想をよく聴くケアです。
台風シーズンにおすすめ。
大気と調和して暮らしましょう。