防災イベント終了のご報告
毎週末に訪れる台風にヒヤヒヤさせられましたが、なんとか無事にイベントを終了する事ができました。ありがとうございます。
特にカピバラさんは、展示場所が屋外ドッグランだったために、雨なら展示を取り止める覚悟で挑みました。時折パラつく雨に不安が過ぎる私たちの心中を他所に、カピバラさん本人は普段よりも大きなプールでご満悦の様子でした。
今回のイベントはTCA東京ECO動物海洋専門学校の学生たちが主軸として関わってくれました。【動物たちの行動が最大限に活かせる事】【安全も守る事】を大前提に【動物たちの見せ方を考えて制作する】課された課題に学生たちは想像以上に困惑し、多くの時間を費やす事になりました。
力作は三角コーンをくり抜き、透明のパイプとハムスターチューブでつなぎ合わせた長いトンネル。展示物その物が、小動物のコーナーと社会化トレーニングをするイヌとの仕切り役となります。その中でジャービルが怯える事なく動き回れるように、沢山の仕掛けが組み込まれている事に気付いた方には拍手ですね。
小動物の匂いや気配を感じてもイヌが平常心で居られるようにと、社会化トレーニングの一環として作った企画だったので、クリアできたイヌたちにはメダルの進呈すれば良かったと反省もしました。
会場にハムスターの展示はなかったはずなのに、彼方此方で『ハムスター』と言う第一声が響きます。モルモットをハムスターと間違えてしまう事よりも、ハムスター のサイズさえも理解していない子供たちが多い事をココでも痛感する事になりました。
ペットショップは要らないと囁かれる時代になりましたが、より気軽に子供たちがいつでも動物を観察しに行ける場所が何処かに必ず必要です。その場所がペットショップであるとするならば、動物を管理する店員の方の存在が大きく関与する事になるでしょう。
生き物は画面越しには学べないと言う事を改めて感じ、課題を胸に突き刺されたイベントでもありました。