2014年8月夏休み台東花蓮ひとり旅三泊四日。⑥DAY2-3金針花(ワスレグサ)に出会う。
2018.02.28 13:09
今日の最初の目的地は、太麻里郷公所、いうなれば村役場だ。
地図を見ながら歩いていると、鮮やかな明るいオレンジ色が目に飛び込んできた。
道いっぱいにシートを広げた上に敷き詰められているのは、金針花(ワスレグサ)だ。キスゲ科のオレンジの花は、百合に似ている。太麻里の特産品の一つで、台湾では干した花をよくスープなどに入れて食べる。
強い日差しにオレンジが映えて、綺麗だなあ。
花の干し場を眺めながら歩いていると、ほどなく太麻里郷公所に到着した。
今日は、村の役場が用意してくれている専用車で山に登って、お花見にいくのだ。登る山は金針山といって、山中の斜面で栽培されている金針花が有名なところ。8月の太麻里には、この山を目指して台湾全国から観光客が押し寄せる。
ただ、山の上は交通が不便で、一人旅のバックパッカーにはちょっとハードルが高い場所。一人でタクシーチャーターとか無理だし。行きたいけど、なかなか行けないと思っていたところ、8月の末にネットで村役場がお花見専用車を出しているのを発見。一人300元って、一人旅の救世主じゃん!
村役場のサイトに座席の事前ネット予約ができると書いてあり、予約ページを見ると、なんと残り一席! これは神様がなんとしても行けということだ! と、電車も宿も何も決まっていない段階で、一番最初に予約したのが、この専用車。翌日すぐに郵便局で代金を振り込んで予約完了したのが、出発の一週間くらい前のこと。今回の旅の行先はこのために台東に決まったのだった。
受付を済ませ、役場でお手洗いを借り、しばし待つと、本日の参加者の皆さんが集まってきた。何台かのミニバンに分かれて、いざ出発!!
2014年8月夏休み台東花蓮ひとり旅三泊四日。⑦へつづく~