親子ボードゲーム会にしたい!訳(3)
長いですね。なんとかまとめなくては(笑)
そしてごくごく簡単なゲームからよ…と自分によくよく言い聞かせながら、わが子の為のボードゲームを買いました。ドイツ・HABA社の「ワニに乗る」と「スティッキー」でした。
スティッキーを初めてわが子に与えたとき、「やることは一本抜く、次はお母さんが抜くよ、順番にやるんだよ。真ん中のドーナツが落ちないように、一緒に遊んでみようね。」…まずは付属のサイコロは置いといて、うまく抜いて一緒に楽しんでみよう、そんな風にルールを教えたのを思い出します。最初は勢い良くとってガシャン!「あ〜終わっちゃった。(負けだね)」なんて言ってすぐに再開、また勢い良くとって一発で終了…以後繰り返し…そんな風でした。
が、いつしか我が子も「もう少し長く遊びたい」と思うようになったのでしょうか、少しずつ加減を考え、上手に棒を抜くようになっていきました。発達した、と一言で言えばそうですが、上手く抜けたときにはニコニコとして私を見るようになりました。
言葉こそないけれど、笑顔で「出来たよ」を伝えようとする、その姿に
ああ、これイイかも、いや絶対にイイ!少なくとも私達親子にとっては最高の遊び。スバラシイ!!
そう感じました。
それから幾年、今まで数多くのボードゲームでわが子と遊んできました。わが子も様々なルールを理解できるようになり、少しずつながら私や他の人と互いにやり取りもできるようになってきました。
最近、ふと思ったのです。もし、ボードゲームで遊ぼうと思わなかったら、わが子と私はどう遊んだだろう、どう関わり合えただろう、と。そして、暗い暗い出口のわからないトンネルの中のような気持ちをずっと持ち続けている人は、私でなくともいるのではないか、わが子のような能力に偏りのない子どもでも、接し方や関わり合い方に困り、どう付き合いどう離れていけばよいのかと悩んだり心細くなったりしている親御さんがいるのではないか、とも。
私はそんな親子にとって、ボードゲームはかけがえのないものとなれると思っています。そしてボードゲームを、誰かがやってるとかこんなこともあるなんていうのを見て聞いて…だけではなくて、ぜひ親子で実際にやってほしい。親子で手を取り遊びに来て、本気で心ゆくまで遊んで、よく関わりよく離れる。程よい距離感という言葉はよく聞くけれど、実際どんな距離だろう?その、微妙ながらも素敵な距離を、親子で気づいて(築いて)いってほしい。
そんな思いがあるから、親子で参加のボードゲーム会にしたいのです。