ちょっと気になる金星の動き②〜太陽とのコンジャンクションは「満金星」なり
コーヒーにチョコレートとオレンジピール...なんてメニューだったっけか?
ちょっとお洒落で甘いけど、苦めのコーヒーとビターなオレンジピール、その絶妙なバランスは天秤座の金星っぽいかもな。
金星が太陽を追い越す瞬間...とはいえ地球から見たら太陽の向こう側に金星があるのだけど、それは天秤座の季節が終わる日に起こる。
日の出直後、天秤座30°での満金星。
個人的には天秤座新月直前にやってきた一撃みたいなことにならぬよう、十分注意して過ごしたい天秤座シーズン…
しかしここでも月は海王星とハードアスペクトをとっている。
いかに集合意識や外側の現象に振り回されず、内なる自分自身の声に集中できるか。
アセンダントは蠍座1°だけど、場所によっては金星/太陽とコンジャンクションしてるかも。
満金星に主役あるいはチャートルーラーの座を預けてもいいんじゃないか。
というか、冥王星とスクエアなのは変わりなく、その影響をしっかり受けとめることを求められている。
太陽も金星もこれから闇の世界(蠍座)に降っていく…
インコンジャンクトの木星は魚座に戻っていくし、身につけてきた価値観が手の中をすり抜けていくような感覚を味わうのかもしれない。
でもいっそ溶解させて、また新たにつくり直してしまえたらいい。
MCは獅子座4°「正装した男と角を折られた鹿」
人間が自然や本能に対して力を見せつけてるようなイメージに捉えがちなサビアンだけど、強さをどのように使うのか?
正装は相手への敬意を示すことであり、角の折れた鹿に対しても敬意を払って向き合う、そんな礼儀正しさの中にユーモアも忘れずにいたい。
でもって、MCのルーラーは太陽であり、太陽のサビアンは「哲学者の頭の知識のコブ3つ」。
天秤座のサビアン1度〜30度の中に「3」という数字は3回出てきます。
「天秤」は2つをはかりにかける道具だけど、バランスを見極めるものがもう一つ必要だということ。
それは、天秤そのものでもあるし、客観的に判断をする人間とも言える。
金星と太陽のコンジャンクションも、地球から見る視点から言えることであり、その地球も含めた三つの天体が一直線に並ぶということ…
というわけでヘリオセントリック視点からも眺めてみたい。
ヘリオになると、太陽の記号がなくなり代わりに地球が登場する。
それで思い出すのが、地球と金星の記号は上下が反転したものであるということ。
一つの考え方では、双子あるいは姉妹のような星であるということ。
その場合、牡牛座のルーラーが金星だと考えます。
視点を変えると、天秤座の方向を見上げている私たちの足元の地球は牡羊座にあって、これから牡牛座に入って行く。
外側に目を向けていた時間から、足元や内側を見るという意識が強まる。
それはちょうどジオ視点の太陽蠍座の期間でもあるから、そういう意味で矛盾しないところも、うまくできているなぁと思う。
ただ、ネガティブな蠍座の状態、目の前の他者との比較や依存になってしまうと、外側ばっかり見てることになる。
そうではなくて、一見暗闇のような自分の内側に目を向けることで、安らぎや光を見出せる。
ジオ視点ではもちろん金星は太陽とシンクロして天秤座にいたことになるのだけど、ヘリオ視点でもちょうど天秤座だったということで、純粋な天秤座のパワーが強まっていたのかもしれないなぁと感じます。
実際には今これを書いてる10/2のあと2日後に、金星軌道が天秤座入りするのですが、
金星/天秤座の象徴する「調和・愛・感謝」というテーマへと調律していくための出来事や心の変化が、
次々起こっているような気がします。
優しいと見せかけてズバズバと厳しいことを指摘してくる金星…
でもそれは自らの愛と調和に向かうために示されてるものであり、目を向けるべきは自分の内側。
太陽の光に包まれた満金星は、私たちが目にすることはありません。
その裏側で金星は、蠍座へと降って行きます。
そういえばいつから金星を見てないだろうか…
まぁ、明けの明星はよほどの早起きでなければ見えないので、数えるほどしか見てないのだけど。
次に金星の姿を目にする時には、宵の明星に変身している。
それは金星が蠍座の旅を終えた頃だろうか。
そんな変容を象徴してるかのように、冥王星が90度で絡んでいるのもまたおもしろい。
どんな内面の変容が引き起こされるのか、
楽しみなような恐いような…