お雛さま のお片づけ
3月3日はひな祭りですね。
みなさま、実家のお雛様はどうしてらっしゃいますか?
実家にはいわゆる「豪華7段飾りのお雛様」があるのではないでしょうか?
団塊世代の親は女の子が生まれたら
家の大きさや間取りは関係なく7段飾りを買っていたらしく、
Chiancoの1歳当時のひな祭りの写真には
当時の団地のひと部屋を7段飾りが占めておりました。
娘的には大変ありがたいことですが、
それにしても当時の大人は住宅事情をまるで考えないで
お雛様買ってたんだなーとつくづく思いました。
その後、一家は郊外の一軒家へ移り住んだわけですが、
「豪華7段飾り」はシーズンオフには押入れの1/4を占拠し続け、
大きくなるにつれ7段フルに飾ることはほとんどなく、
出しても三人官女までだったり、
しかも早く嫁に行くようにと早々に片づけられるという不遇の日々を過ごしてきました。
しかし、片づけコンサルトという立場上、このまま実家に置いておくわけにもいかず、
かといって今の住宅事情、きょうだいの誰の家にも置く場所はなく、
今季で処分することを決めました。
といっても実は昨年の秋に処分したのでした。
実は今、「後の雛」「大人のひな祭り」というものがあるのですが、
(正式には9月9日の重陽の節句に再びお雛様を飾る風習だそう)
秋にお雛様を出すその風習に乗っかって、昨年秋にお雛様とのお別れ会をしました。
よく考えたら自分で骨組みから自分で設置するのは初めてで、
老いた両親とともに飾る作業は与えた愛情と受けた愛情の思い出の引継ぎのような
ちょっと不思議ないい思い出になりました。
翌日にきょうだい家族も呼んで、
まるで春のひな祭りのように華やかなお別れ会となりました。
仕舞う時はやっぱりもう会えなくなるのかと思うとかなりさみしかったです。
でも全部出して、全部に「ありがとう。さようなら」を言うという
ときめき片づけのセオリー通りに手放したので、
「きちんとお別れを言えた!」という“やり切った感”はありました。
この後、本当は人形供養へ持っていくつもりだったのですが、、、
なんと母と彼女のお友達との何気ない会話からその方が譲り受けてくれる流れにになったのです!
今頃、その方のお孫さんのところで第二のステージに立っていると思います♪
さて、お片づけ的には
こうした行事ののもの片づけでの大事なポイントは
誰が所有者か、その所在をはっきり決めることに尽きます。
そしてその所有者が、どこでどう保管するか、
またはどのように処分するかを決めたら、他の家族は異論をはさまないことです。
お人形の処分はときめき片づけでも最後に行われますし、
その中でも写真とともに処分方法が難しいと言われるカテゴリーです。
今年のひな祭りは、お雛様たちのその後を考えてみる絶好のチャンス。
すぐに処分しなくていいからこそ、
今週末は「我が家の節句関連グッツ」のその後ついて考えてみてはいかがでしょうか?
Your Choice,Your Life
Chinaco