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旅のチカラ、旅のカケラ

遠く遠く

2009.03.24 14:45



午前9時、

昨夜干しておいた洗濯物を取りに屋上に向かった。

今日も快晴、洗濯物もきちんと乾いていた。


荷物を詰め直し、チェックアウトの準備をしていると

あるショックなことに気がついた。

「カメラのバッテリーがない…!?」

隅々まで探したが、

一眼レフ用の予備バッテリー3つが見当たらない。

どうやらイキトスの宿に置いて来てしまったようだ…。

出るときに忘れ物を確認したのに、

さてはベッドの下にでも転がり込んでいたのかも?



仕方ない、では気持ちは晴れなかったが

いまさらどうしようもない。

残り1つバッテリーでがんばるしかない。

どっかで売ってるといいんだけど…。


「あれ、もう行くの?」

昨日の日本人に声をかけられた。

「うん、当日券がなくなってたら嫌だし、

もしなかったら違うバスで行けるとこまで

行こうと思ってるから」

そういえば久しぶりに日本語で会話したな(笑

ここ数日は英語すら話す機会がなかったし。



通りでタクシーを拾い、オルメーニョ社に向かった。

リマにはバスターミナルはなく、

各バス会社のオフィスからバスが発着する。

だから事前にネットで調べておかないと

目的のバスがなかった場合困ってしまう。



15分ほどでオルメーニョ社に着いた。

はやる気持ちでカウンターに向かい

「グアヤキル」と、行き先を告げた。

空席は残っていた。

それどころか、2席しか埋まっていなかった。



リマ→グアヤキルは、所要時間30時間、

運賃は60ドルだった。長いし高い!



でも、これで一気に国境超えできると思うと

距離も時間も値段も気にならない。

出発まで4時間、

隣にあったケンタッキーで時間を潰した。



バスは1時間遅れの16時に出発した。

2階の一番前、ひとりがけのスペシャルシートを確保。

後ろを振り向くと、乗客は全部で5名。

こりゃ赤字だね…。

途中何ヶ所か停留所に寄ったが

ほとんど乗客の乗り降りはなかった。



リクライニングを全開に倒して、

足を投げ出して、防寒対策にポンチョを被って。

シートの脇には、小説とiPod、コーラとチョコレート。

これで完璧だ。30時間もへっちゃら×2




ペルーで見る最後の夕焼け。

空はピンクからオレンジ、そして赤へと色を変える。

太陽が沈んだ後のほうが、空はうんと赤く染まる。



21時ころ夕食が運ばれ、

それが済むとそのまま目を閉じて音楽を聴いた。

時間は気にならない、どこを走っているかも気にならない。


ただ流されていればいい、今は。

流れに逆らわないことも旅や人生には大切な要素。

最後の見極めを、

岸に上がる瞬間だけ間違わなければいい。


この流れに乗ってエクアドルへ向かう。

ガラパゴスに行くかどうかは、まだ結論が出ないが

今はこの葛藤を楽しんでいる。

流れ的には“行く”感じだけど、

最後の見極めはまだ。


答えはこの夜の向こう、グアヤキルにある。