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merrymerrily

2018/2/23 @ 渋谷CLUB QUATTRO

2018.03.01 16:44

"NUMBER SEVEN"リリースツアー #3



ツアーファイナル。

やっぱり3本ってほんとにあっというまだったな。

でもものすごくいろんなものが凝縮されたツアーだったように思う。

渋谷CLUB QUATTROは1回だけ来たことがあって、煉瓦の壁が私の想像するten bear(s)の街の路地裏のイメージにぴったりで、いつかここでライブを観れたらいいなぁとは思っていたけど…まさかこんなに早く、しかもワンマンで実現するだなんて想像もしていなかった。

QUATTROはちょっと憧れのライブハウスで、そんなところでライブが観れるなんてすごいなぁってひたすら感動してた。


that girl、今回はイントロの中屋さんのギターがすごくロマンチックで美しく聴こえてずっと惹きつけられてた。

今まではバンド側の目線で聴いていたんだけど、この日はじめて自分目線で歌詞が入ってきて、自分の信念を貫き通すように、私もこんなふうに生きられたらいいなって思った。


ママに捧ぐでシャングリラのときみたいなストロボ照明もあったんだけど、会場が違えば見え方も全然違うなって実感した。

シャングリラはほんとにモノクロ映画のワンシーンみたいだったけど、クアトロはまるで攻撃されてるみたいな荒々しい感じだった。


ニューイングランドの王たちは、PINBALLSの曲を乗せて運んでくる風のイメージ。

フルアルバムが出たときのツアーでこの曲をワンマンで聴いたとき、その日のセットリストがこの曲にたくさん詰まっていることに気づいて余計に感動したんだけど、今回もそうだった。

最終日になってよりそう感じた。


トランペットやタンバリン、ダンスナンバーが流れるcarnivalやSHOW。

すべてを焼きつくす彗星。

まぬけだけど夜の街の風景のような心で歌う眠らない男(このへんは完全に私の妄想。ちなみにこの眠らない男はドンキーでありワンダーソングの僕)

その男の唄によって消えそうな炎を燃やすジョージ


…なんていう妄想が一気に頭を駆け巡っていった。

ひとつひとつの曲と、その曲との思い出を乗せて運んできてくれるようなやさしい風。

だからニューイングランドはPINBALLSと過ごした年月が増していくにつれてどんどん深みを増していく曲だなぁと思う。

そんな曲の最後が、


ロックンロールに眠る王たちよ


眠るとはつまり永遠の眠り、死としても捉えることができて。

私のイメージするNUMBER SEVENのテーマも死だから、偶然だとしてもすごいなぁってまた感動した。

ロックンロールに躍って、ロックンロールに死んでいく。


七転八倒のブルース、なんか聴くたびにかっこよくなってる気がする。。

この日聴いててすごく足元がしっかりしてるなぁって思った。

今まではほんとにがむしゃらに進んできたのが、確実に一歩一歩を踏みしめながら進んでいるような感じ。

私がバンドの状況とリンクさせて聴いているのかもしれないけど。


ひとりぼっちのジョージ、今までのことをいろいろ思い出しちゃって。

PINBALLSに出会う前のことも、出会ってからのこともたくさん。


君が僕に出会うまでの

僕が君に出会うまでの

永い永い永い夜の終わりを

星が降り注ぐ音が 目の前にいる君が

消えそうな この命を燃やしている


これがすべてだなと思った。

出会いも別れも、辛かったことも楽しかったことも今までのこと全部が今この瞬間のために存在していたんだなぁって。。

そんなことを思ってしまうくらいPINBALLSが大好きだって気持ちでいっぱいだった。


今も

いつだって

たった 今だって

遠い雨を 切り裂いている

遠い雨を 切り裂いている

遠い雨を


だからこの歌詞、これも今までバンド側の目線で聴いてたんだけど自分目線で聴こえてきて。

少し前までバンドはいつか解散するもの、だからもう深入りはしないって無意識に一線を引いていたんだけど、PINBALLSに出会ってまぬけなドンキーに出会って、信じることができるようになって。

それはつまり自分自身で遠い雨を切り裂いていることなんじゃないかなって思った。

Twitterで書いたと思うけど遠い雨を切り裂くっていうことはこの先の未来に起こる悲しいことで、その悲しみと戦うよ、今も戦っているよ、っていう意味に捉えていて。

それを信じていくことも、遠い雨を切り裂いていくことなんじゃないかなぁと思った。

いつもの勝手な妄想だけど、この曲はPINBALLSであり私の曲なんだなぁって。

そんなことを考えてたらもう愛おしさが溢れてきて苦しかった。。

気持ち悪いですね。。


最後の最後、十匹の熊で終わるの本当にいいなって思う。

私は片手で数えられるほどのお客さんしかいなかった時代は知らないけど、一歩ずつ自分たちの信じた音楽をつづけていった結果が今なんだなぁと、たくさんの手が挙がるこの景色はステージからはどんなふうに見えてるんだろうって考えてたら泣きそうになった。

楽しいこと何度でも始めたらいつのまにか片手では数えきれないくらいたくさんの熊でいっぱいになっていて、頭の中のイメージが具現化したような、狭い箱の中から飛び出していくような無限の可能性を感じた。


始まりの気分で 結末は変わるよ


私がライブを観るときにいちばん大切にしていること。

「終わりは始まり 何度でも始める」

以前森下さんからリプの返信でいただいた言葉。

何年か経てやっと自然にそう思えるようになった。

いつもツアーが終わるのが悲しくてさみしかったんだけど、今回のツアーは自然にこの先の未来に期待することができていて。

PINBALLSはまだまだ道の途中にいるって、もっと楽しいことが、素晴らしい景色が待っているって本当に自然に思えるようになってた。

それは私の中ではすごく大きいことで、そんなふうに思えるようになった気持ちは、PINBALLSからの贈り物であり私の大切な財産になった。


このツアーがはじまるまでまだメジャーデビューはどこか夢のようで実感もなかったんだけど、急速に自分以外のいろんなことがどんどん変化していってメジャーになるとはこういうことなんだなって実感した。

すごく眩しくて手を伸ばすこともできなくて届かない遠い夢だと思っていたけど、ツアーを終えて今私は夢の途中にいるんだなぁって思うようになった。

相変わらず眩しくて周りがまだ全然見えずにいるけど、伸ばした手をしっかり掴んでもらったような感覚。

光の先はきっと美しい世界が待っているんだろうなぁ。


いろんなところで何回も言ってるけど、本当にメジャーデビューおめでとうございます。

そして、本当に本当に、ありがとうございます。

またひとつ、新しいはじまりに立ち会えて幸せだった。

終わってまたはじまって、これから先もこうして何度も終わりとはじまりを繰り返しながら生きていきたい。

そんなふうにロックンロールに踊って、ロックンロールで眠りにつく。

そんな人生こそ祝福なんだと思う。

たくさんの祝福と感謝の気持ちを込めたツアーファイナルだった。


...


that girl

劇場支配人のテーマ

FREAKS' SHOW

ママに捧ぐ

I know you

真夏のシューメイカー

ニューイングランドの王たち

農園の婚礼

片目のウィリー

重さのない虹

七転八倒のブルース

ひとりぼっちのジョージ

carnival come

神は天にいまし

サイコ

蝙蝠と聖レオンハルト


ワンダーソング

まぬけなドンキー


Lightning strikes

十匹の熊